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子孫に美田を残す可能性を金額換算すると?
金融研究部 主任研究員・年金総合リサーチセンター・ジェロントロジー推進室・ESG推進室兼任 高岡 和佳子
資産価値のある住宅用不動産を有するものの、十分な生活資金を確保できない高齢者にとって有効な商品としてリバース・モーゲージがある。
仮に住宅用不動産の価値が高まり、融資元本を上回った状態で契約者が死亡した場合、その差額は相続人に支払われる特徴を有するため、生活資金を調達できる上に子孫に美田を残す可能性も残すことができる。しかし、子孫に美田を残す可能性を残すことで、調達可能な生活資金が相当程度制限されていることも事実である。
(2010年06月25日「基礎研マンスリー」)
03-3512-1851
- 【職歴】
1999年 日本生命保険相互会社入社
2006年 ニッセイ基礎研究所へ
2017年4月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会検定会員
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