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老後資金の取崩し(2)-リスクを味方につけ、より豊かな生活の実現を目指す
金融研究部 主任研究員・年金総合リサーチセンター・ジェロントロジー推進室・サステナビリティ投資推進室兼任 高岡 和佳子
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高齢者を対象としたアンケート調査結果によると、「あれば良いと考える金融商品」のトップは「投資収益率は低いが、あまり値下がりの可能性の高くない金融商品」である。
資産運用におけるリスクとは、一般的に価格変動の程度の大きさや値下がりの可能性の程度を意味する。一方、大多数の高齢者にとって金銭面で最も重視すべきリスクとは生存中に資産が枯渇する可能性であろう。では、資産運用の価格変動の程度の大きさや値下がりの可能性の程度が低いと生存中に資産が枯渇する可能性も低いのだろうか。
当レポートでは、生活水準を維持する為に定期的になるべく多くの資産を取り崩したいが、生存中に資産が枯渇するリスクも軽減したいと考える高齢者にとって、低リスク低リターンの金融商品が、必ずしも最適とは言えないこと、そして資産運用の方法や資産の取崩し方法を工夫することで、より希望に沿った生活の実現可能性を示す。
■目次
1――資産運用にはリスクが伴う
2――株式の価格変動の程度による影響の評価法
3――「二つの財布法」はリスクを味方につける
4――低リスク・低リターンの金融商品が本当に正しい選択か?
5――低リスク・低リターンのバランス型ファンドはどうだろうか?
6――総括と今後の課題
(2020年04月17日「基礎研レポート」)
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03-3512-1851
- 【職歴】
1999年 日本生命保険相互会社入社
2006年 ニッセイ基礎研究所へ
2017年4月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会検定会員
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