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オプションのプレミアム情報から何が読み取れるのか?
金融研究部 主任研究員・年金総合リサーチセンター・ジェロントロジー推進室・サステナビリティ投資推進室兼任 高岡 和佳子
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■見出し
1――はじめに
2――オプションに関する基本的事項
3――実際のデータから読み取れること
4――市場参加者の相場見通しの確からしさ
5――まとめ
■イントロダクション
日本でオプション取引が開始してから25年近く経過した。時間の経過に従い、オプション取引に対する認知度、取引量ともに拡大した。当レポートでは、取引量の拡大に伴い、その信頼度が増しつつあるオプション市場の取引情報に着目する。
まずは、オプション理論上、取引情報から読み取れることを紹介する。一般に取引コストなどが存在しない効率的な市場を仮定し理論は構築される。しかし、実際の市場は必ずしも効率的ではない。そこで、実際のオプション取引情報を分析することで、他に読み取れることがないか探る。この過程で、近年のオプション市場で見られるある特徴を浮き彫りにするとともに、オプションの取引情報から、市場参加者の相場上昇期待が読み取れる可能性を指摘する。
最後に、オプションのプレミアム情報から読み取れる市場参加者の相場上昇期待などの確からしさを評価し、その評価結果を基にリスク管理の重要性を再認識するとともに、その重要性が高い局面の特徴に言及する。
(2013年04月25日「基礎研レポート」)
03-3512-1851
- 【職歴】
1999年 日本生命保険相互会社入社
2006年 ニッセイ基礎研究所へ
2017年4月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会検定会員
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