2015年09月16日

株式持ち合い解消後を占う(2)-持合比率によって変わること、変わらないこと

金融研究部 主任研究員・年金総合リサーチセンター・ジェロントロジー推進室・ESG推進室兼任 高岡 和佳子

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■要旨

政策保有株式を取り巻く環境変化を背景に、政策保有株式の更なる削減が予想される。当レポートでは、政策保有株式の減少が企業の行動にもたらす変化を予想する。前回は、資金調達行動と事業再編に関する分析結果を報告し、政策保有株式の削減に伴い、株式や転換社債の発行による資金調達が減る可能性を指摘する一方、事業再編の頻度や速度にはさほど影響がなさそうであると報告した。今回は企業業績と利益の還元方法、並びに株主層(個人株主)の拡大に対する企業の取り組みに着目する。

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金融研究部   主任研究員・年金総合リサーチセンター・ジェロントロジー推進室・ESG推進室兼任

高岡 和佳子 (たかおか わかこ)

研究・専門分野
リスク管理・ALM、価格評価、企業分析

経歴
  • 【職歴】
     1999年 日本生命保険相互会社入社
     2006年 ニッセイ基礎研究所へ
     2017年4月より現職

    【加入団体等】
     ・日本証券アナリスト協会検定会員

(2015年09月16日「基礎研レター」)

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