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中嶋 邦夫のレポート
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2024年12月02日
2025年度の年金額の見通しは1.9%増で、年金財政の健全化に貢献 (後編)-2025年度の見通しと注目点
2025年度の年金額は、2025年1月24日に公表される見込みである。公表時にスムースに理解するための準備として、本稿(後編)では、2...
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2024年12月02日
2025年度の年金額の見通しは1.9%増で、年金財政の健全化に貢献 (前編)-年金額改定の仕組み
2025年度の年金額は、2025年1月24日に公表される見込みである。公表時にスムースに理解するための準備として、本稿(前編)では、年...
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2024年11月28日
「騎馬戦型から肩車型へ」は現状誤認!?
図表1は、私が一般の方へお話しする際によく使っている図である。日本の人口を約100年前から100年後まで描いたもので、「100年前の5...
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2024年11月12日
公的年金積立金の資産配分決定プロセス~年金改革ウォッチ 2024年11月号
資金運用部会では、公的年金積立金の基本的な資産配分(基本ポートフォリオ)の策定に向けた議論の進め方が了承された。本稿では、資産配分決定...
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2024年10月08日
国民年金保険料の納付は、義務?権利?~年金改革ウォッチ 2024年10月号
9月の年金部会では、国民年金保険料の納付猶予制度に対して様々な意見が出た。本稿では、制度の概要や改正議論を確認する。
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2024年10月08日
年金改革議論と選挙日程の関係
約3年ぶりとなる衆議院議員総選挙が近づいてきた。他方で、筆者の専門分野である公的年金では、次期改革に向けた審議会での議論が終盤にさしか...
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2024年09月10日
出生率の低下は将来の年金の水準にどう影響するか?~年金改革ウォッチ 2024年9月号
公的年金の将来見通しが公表される前後には、出生率の仮定が高いという声が聞かれた。本稿では、出生率の仮定が将来の年金水準に与える影響や経...
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2024年09月04日
初公開された将来世代の男女別平均年金額
2024年7月に公表された新しい公的年金の将来見通し(財政検証結果)では、厚生年金加入期間の変化を反映した将来世代の平均年金額や年金額...
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2024年08月13日
近年の好調だった積立金運用は、公的年金の見通しにどう影響したか?~年金改革ウォッチ 2024年8月号
7月3日に公表された公的年金の新しい将来見通しは、前回と比べて良好な結果になった。本稿では、良好となった要因のうち、見通しの出発点とな...
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2024年08月07日
専業主婦が国民年金保険料を納める制度に変えると、低所得者が不利に!?
5月の社会保障審議会年金部会では、2023年9月や2024年1月に続いて、国民年金の第3号被保険者制度が議論された。本稿では、制度の仕...
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2024年07月09日
個人事業所への厚生年金の適用拡大では、適用の徹底が課題~年金改革ウォッチ 2024年7月号
次期制度改正における厚生年金の適用拡大に関しては、パート労働者の企業規模要件の撤廃と個人事業所の業種要件の撤廃に賛成する意見が中心的に...
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2024年06月21日
現役世代の実質賃金下落が年金額の目減りに影響し続ける可能性-2024年度の年金額と2025年度以降の見通し (4)
6月14日は、2024年度で最初の公的年金(4~5月分)の支給日である。本稿では、年金額改定のルールが2025年度分以降の改定でどのよ...
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2024年06月19日
年金額は2024年度に2.7%の増額だが、実質的には▲0.4%の目減り-2024年度の年金額と2025年度以降の見通し (3)
6月14日は、2024年度で最初の公的年金(4~5月分)の支給日である。本稿では、年金額改定のルールが2024年度分の改定でどのように...
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2024年06月17日
将来世代の給付低下を抑えるため少子化や長寿化に合わせて調整-2024年度の年金額と2025年度以降の見通し (2)
6月14日は、2024年度で最初の公的年金(4~5月分)の支給日である。本稿では、年金額改定のルールのうちマクロ経済スライドによる調整...
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2024年06月14日
年金額改定の本来の意義は実質的な価値の維持-2024年度の年金額と2025年度以降の見通し (1)
6月14日は、2024年度で最初の公的年金(4~5月分)の支給日である。本稿では、年金額改定のルールのうち本来の改定について、意義や経...
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2024年06月11日
専業主婦が国民年金保険料を納める制度に変えると、低所得者が不利に!?~年金改革ウォッチ2024年6月号
2024年5月の年金部会では、国民年金の第3号被保険者制度が議論された。本稿では、当制度の仕組みを確認し、廃止した場合の影響や廃止以外...
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2024年05月14日
厚生年金適用拡大の新たな論点:年金と健保の連動とマルチワーカー~年金改革ウォッチ 2024年5月号
働き方の多様化を踏まえた被用者保険の適用の在り方に関する懇談会は、予定していた3回のヒアリングを終えた。本稿では、今後の新たな論点とな...
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2024年04月19日
年金将来見通しの経済前提は、内閣府3シナリオにゼロ成長を追加-2024年夏に公表される将来見通しへの影響
2024年4月12日に、新しい公的年金の将来見通し(財政検証)に用いられる経済前提が公表された。本稿では、経済前提が将来見通しに影響す...
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2024年04月12日
2024年度の年金増額は6月支給分から-知っておきたい 年金ミニ知識
「新年度から、こう変わる」という内容の記事で年金の支給額も取り上げられることが多いが、新年度の年金額となるのは6月支給分からである。そ...
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2024年04月09日
株高で、公的年金の将来見通しの発射台はどうなるか?~年金改革ウォッチ 2024年4月号
2023年度末の日経平均株価は4万円を超えた。本稿では、公的年金の積立金の状況や、今夏の将来見通しから変更される見込みとなった積立金の...
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2024年03月12日
週20時間未満のパート労働者等を厚生年金の対象にするかも論点に~年金改革ウォッチ 2024年3月号
本稿では、短時間労働者(パート労働者)への厚生年金の適用拡大の経緯を確認し、今後の論点を展望する。
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2024年03月05日
在職老齢年金の減額判定基準が月額50万円へ引上げ
2024年4月に、在職老齢年金の減額判定基準が月額50万円へ引き上げられる。これまでは、高齢者の就労を阻害しない観点と将来世代の負担を...
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2024年02月13日
次期年金改革に「3度目の正直」や「一発採用」はあるか?~年金改革ウォッチ 2024年2月号
本稿では、年金改革に関係する過去のオプション試算と制度改正の関係を確認し、2024年夏頃の公表が見込まれる今回のオプション試算と202...
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2024年01月16日
公的年金と企業年金・個人年金は、どう組み合わせるべきか?~年金改革ウォッチ 2024年1月号
合同開催された年金部会と企業年金・個人年金部会では、公私年金の連携が議論された。本稿では、経緯や現状を確認し、課題を考察する。
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2024年01月11日
2024年度の年金額(見通し)は、将来世代のために実質目減り-年金額改定の仕組み・意義・注目点
2024年度の年金額が2024年1月19日に公表される。本稿では、正式発表を理解するための準備として、年金額改定の仕組みと意義を確認し...
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2023年12月12日
共働き世帯の年金は、専業主婦世帯よりも不利?~年金改革ウォッチ 2023年12月号
年金部会ではライフコースの多様化に応じた給付水準の示し方が議論された。本稿では、制度と現状を確認し、今後の示し方を考察する。
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2023年11月17日
2024年度の年金額の見通しは2.6%増だが、2年連続の目減り (後編)-年金額改定の見通しと注目点
2024年度の年金額は、2024年1月19日に公表される見込みである。公表時にスムースに理解するための準備として、本稿(後編)では、年...
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2023年11月16日
2024年度の年金額の見通しは2.6%増だが、2年連続の目減り (前編)-年金額改定の仕組み
2024年度の年金額は、2024年1月19日に公表に公表される見込みである。公表時にスムースに理解するための準備として、本稿(前編)で...
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2023年11月14日
調整期間一致の主な効果は逆進的な年金削減の根本的な解消~年金改革ウォッチ 2023年11月号
年金部会では、マクロ経済スライドの調整期間一致案に対して委員の賛否が分かれた。本稿では、現行制度の課題と対策案、今後の論点を確認する。
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2023年10月10日
年収の壁への根本的な対策として適用拡大と第3号の縮小が課題に~年金改革ウォッチ 2023年10月号
9月21日の年金部会では、いわゆる「年収の壁」について根本的な制度の見直し案が議論された。本稿では、年収の壁に関する現状と経緯を確認し...
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2023年09月12日
公的年金の財政見通しで使われる経済前提はどうなる?~年金改革ウォッチ 2023年9月号
経済前提に関する専門委員会は、これまでに出た委員の意見を整理し、年末まで作業班で検討を進めることを了承した。本稿では、これまでに示され...
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2023年09月05日
新しい将来人口推計と注目すべき推計結果
2023年4月に新しい将来人口の見通しが公表された。前回の見通しと比べて、出生率の仮定が低下した一方で、長寿化の進展や外国人の入国超過...
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2023年08月08日
公的年金の配偶者手当が廃止?加給年金の見直しが論点に~年金改革ウォッチ 2023年8月号
7月28日の年金部会では、公的年金における加算の1つである加給年金の見直しが取り上げられた。本稿では、加給年金について、経緯と課題を確...
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2023年07月11日
育児中の国民年金保険料の免除に伴う保険料の引上げは?~年金改革ウォッチ 2023年7月号
6月26日の年金部会では、公的年金制度における子育て支援の充実策として、育児中の国民年金保険料の免除が取り上げられた。本稿では、これに...
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2023年06月13日
誰を優先して厚生年金の対象に加えるか?~年金改革ウォッチ 2023年6月号
5月30日の年金部会では、各論の最初のテーマとして厚生年金の適用拡大が取り上げられた。本稿では、厚生年金の適用拡大に関する経緯と現状を...
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2023年06月12日
年金額の目減りは2024年度以降も続くが2026年度には繰越の可能性-2023年度の年金額と2024年度以降の見通し(4)
6月15日は、2023年度で最初の公的年金(4~5月分)の支給日である。本稿では、年金額改定のルールが2024年度分以降の改定でどのよ...
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2023年06月09日
年金額は2023年度に約2%の増額だが、実質的には▲0.6%の目減り-2023年度の年金額と2024年度以降の見通し(3)
6月15日は、2023年度で最初の公的年金(4~5月分)の支給日である。本稿では、年金額改定のルールが2023年度分の改定でどのように...
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2023年06月08日
将来世代の給付低下を抑えるため少子化や長寿化に合わせて調整-2023年度の年金額と2024年度以降の見通し (2)
6月15日は、2023年度で最初の公的年金(4~5月分)の支給日である。本稿では、年金額改定のルールのうちマクロ経済スライドによる調整...
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2023年06月08日
年金額改定の本来の意義は実質的な価値の維持-2023年度の年金額と2024年度以降の見通し (1)
6月15日は、2023年度で最初の公的年金(4~5月分)の支給日である。本稿では、年金額改定のルールのうち本来の改定について、意義や経...
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2023年05月18日
外国人人口や外国人比率は、前回ベースの約2倍に増加する見込み-新しい将来推計人口を読む(4) 外国人人口や外国人比率への影響
本稿では、社会保障審議会年金部会でも話題になり、今回の推計で最大の特徴とも言える、外国人の入国超過、すなわち海外からの人口流入に着目し...
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2023年05月16日
在職老齢年金(減額)の廃止は中小企業の人手不足対策になるか~年金改革ウォッチ 2023年5月号
先月の企業年金・個人年金部会では、日本商工会議所の委員から在職老齢年金の廃止を求める意見が出た。本稿では、在職老齢年金の仕組みと前回改...
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2023年05月15日
100年後には総人口が5000万人を割り込み、高齢化率は前回より上昇-新しい将来推計人口を読む(3) 総人口や年齢構成への影響
4月26日に公表された新しい将来推計人口は複雑な結果となった。出生率の見通しが前回推計より低下したものの、外国人の入国超過の見通しが倍...
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2023年05月15日
年金額の少なさや、高齢者の健康保険料の引上げが投稿契機に-「年金」を含むツイートの投稿契機 (2023年4月)
2023年4月に投稿された「年金」を含むツイートが何を契機に投稿されたかを考察するために、ツイートに含まれるリンクなどを分析した。その...
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2023年04月28日
海外からの人口流入で、当面は前回より現役世代が増える見通し-新しい将来推計人口を読む(2) 海外からの人口流入の影響
4月26日に公表された新しい将来推計人口は複雑な結果となった。本稿では、このうち外国人の入国超過、すなわち海外からの人口流入に着目して...
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2023年04月27日
出生率は1.36へ低下し、男性の平均寿命は85歳を超える見通し-新しい将来推計人口を読む(1) 少子化と長寿化の見通し
4月26日に公表された新しい将来推計人口は複雑な結果となった。本稿では、このうち少子化と長寿化に着目して、推計の仮定や結果を確認する。
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2023年04月17日
米国銀行の破綻と年金積立金の関係などが年金ツイートの契機に-「年金」を含むツイートの投稿契機 (2023年3月)
2023年3月に投稿された「年金」を含むツイートが何を契機に投稿されたかを考察するために、ツイートに含まれるリンクなどを分析した。その...
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2023年04月11日
社会の変化に合わせた年金制度の見直しが課題に~年金改革ウォッチ 2023年4月号
先月の年金部会では、年金制度に関連する様々な社会状況の変化が話題となった。本稿では、複数の委員が論点に挙げた未婚率と女性の正規雇用率を...
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2023年04月07日
大学や専門学校への進学と遺族年金-時代に合わせた制度改正を期待
今年も新入学シーズンがやってきた。特に今年は、3年前に中学や高校に入学した「完全コロナ世代」とも呼ばれる子どもたちの進学時期にあたる。...
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2023年04月05日
大学や専門学校への進学と遺族年金-時代に合わせた制度改正を期待
今年も新入学シーズンがやってきた。特に今年は、3年前に中学や高校に入学した「完全コロナ世代」とも呼ばれる子どもたちの進学時期にあたる。...
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2023年03月16日
出生数80万人割れで年金はどうなる?-シリーズ 年金問題のタテとヨコ:ザックリつかんでスッキリ整理!?
2022年に生まれた子どもの数(出生数)が過去最少を更新し、80万人を下回る見込みと報道された。本稿では、出生数の変動要因である出生率...
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2023年03月14日
就労期間の長期化や公金受取口座、年金支給日等が年金ツイートの契機に-「年金」を含むツイートの投稿契機 (2023年2月)
2023年2月に投稿された「年金」を含むツイートが何を契機に投稿されたかを考察するために、ツイートに含まれるリンクなどを分析した。その...
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2023年03月10日
2022年に話題となった年金ニュースをTwitterから振り返る-「年金」を含むツイートの投稿契機 (2022年通年)
2022年に投稿された「年金」を含むツイートが何を契機に投稿されたかを考察するために、ツイートに含まれるリンクなどを分析した。その結果...
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2023年03月07日
国民年金保険料の納付率向上に向けて、自動引去りの推進が課題~年金改革ウォッチ 2023年3月号
年金事業管理部会で示された日本年金機構の2023年度の計画案では、国民年金保険料の納付率向上策が取り上げられた。本稿では、国民年金保険...
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2023年02月22日
国会議員の年金保険料未納疑惑や受給開始年齢が年金ツイートの契機に-「年金」を含むツイートの投稿契機 (2023年1月)
2023年1月に投稿された「年金」を含むツイートが何を契機に投稿されたかを考察するために、ツイートに含まれるリンクなどを分析した。その...
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2023年02月15日
2022年10月に話題になった改革案や園児の募金が年金ツイートの契機に-「年金」を含むツイートの投稿契機 (2022年12月)
2023年12月に投稿された「年金」を含むツイートが何を契機に投稿されたかを考察するために、基礎的な投稿状況やツイートに含まれるリンク...
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2023年02月09日
負担感や世代間格差に関する記事や画像が年金ツイートの契機に-「年金」を含むツイートの投稿契機 (2022年11月)
2022年11月に投稿された「年金」を含むツイートが何を契機に投稿されたかを考察するために、基礎的な投稿状況やツイートに含まれるリンク...
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2023年02月07日
年金額改定ルールが抱える次期改革に向けた論点~年金改革ウォッチ2023年2月号
2023年度の年金額は3年ぶりの増額となったが、2年連続で繰り越されていた調整率が一気に適用される形となった。本稿では、年金額の改定に...
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2023年01月24日
2023年度の年金額は、なぜ目減り?-シリーズ 年金問題のタテとヨコ:ザックリつかんでスッキリ整理!?
2023年度の年金額は、物価上昇を反映して3年ぶりに増額されるが、実質的には目減りすることになった。本稿では、目減りの仕組みと背景、効...
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2023年01月23日
2023年度の年金額(確定値)は、67歳までは2.2%増、68歳からは1.9%増だが、実質的には目減り-年金額改定の仕組み・確定値・注目ポイント
2023年度の年金額は、67歳までは前年度比+2.2%増、68歳からは+1.9%増と3年ぶりの増額となったが、3年ぶりにマクロ経済スラ...
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2023年01月10日
適用拡大は全世代社会保障にも盛り込まれたが、適用徹底が課題~年金改革ウォッチ 2023年1月号
本稿では、厚生年金の適用徹底について、2022年10月に施行された厚生年金の適用拡大や全世代型社会保障構築会議の報告書に盛り込まれた検...
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2023年01月06日
現行制度の問題点と次期改革試案の狙い
2022年9~10月に年金改革案が話題になったが、現行制度の問題点は話題にならなかった。現行制度には、低所得会社員ほど将来の給付の目減...
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2022年12月23日
2020年に公表されていた厚労省の試算が年金ツイートの契機に-「年金」を含むツイートの投稿契機 (2022年9月下旬~10月)
2022年9月下旬~10月に投稿された「年金」を含むツイートが何を契機に投稿されたかを考察するために、基礎的な投稿状況やツイートに含ま...
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2022年12月06日
資産所得倍増プランのiDeCo改革で恩恵を受けられるのは誰?~年金改革ウォッチ 2022年12月号
11月14日に企業年金・個人年金部会が1年半ぶりに開かれ、11月28日には新しい資本主義実現会議で資産所得倍増プランが決定された。本稿...
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2022年11月28日
2023年度の年金額の見通しは、67歳までは2.1%増、68歳からは1.8%増だが、実質的には目減り―年金額改定の仕組み・見通し・注目ポイント
本稿では、2023年度の年金額について、2023年1月の正式公表をスムースに理解するための準備として、年金額改定のルールを確認し、現時...
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2022年11月22日
国民年金納付5年延長でも、無収入なら免除の可能性-シリーズ 年金問題のタテとヨコ ザックリつかんでスッキリ整理!?:基礎年金拠出期間5年延長案の背景・内容・影響・論点
先日、国民年金の保険料納付期間を現在の40年から45年へと5年延長する案が話題になった。本稿では、この案が登場した背景と案の内容、改正...
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2022年11月01日
現行制度を放置すると低所得会社員ほど大幅な年金カットに~年金改革ウォッチ 2022年11月号
年金部会では、委員の課題意識として基礎年金の水準低下やその原因の平易な説明などが示された。本稿では、基礎年金の水準低下の問題と影響、原...
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2022年10月04日
全世代型社会保障構築会議は年内にとりまとめ。次期年金改革にも影響か~年金改革ウォッチ 2022年10月号
官邸に設置されている全世代型社会保障構築会議は、年金に関係する「働き方に中立的な社会保障制度等の構築」を主な検討項目の1つとして採用し...
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2022年09月06日
2022年10月から厚生年金の対象者が3方面で拡大~年金改革ウォッチ 2022年9月号
2022年10月に、厚生年金の対象者の拡大(適用拡大)が実施される。本稿では、厚生年金の適用に関する全体像を概観した上で、今回の拡大で...
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2022年09月05日
定年退職予定者の研修で「公的年金シミュレーター」の活用を
厚生労働省が「公的年金シミュレーター」の試験運用を始めた。今年4月以降に発行された「ねんきん定期便」があれば、年金額を簡易に試算できる...
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2022年08月02日
2021年度のGPIFの運用利回りは、名目で5%超、実質的にも3.9%を達成~年金改革ウォッチ 2022年8月号
先月は、GPIFの運用実績が公表され、社会保障審議会 資金運用部会が開催された。本稿では、積立金運用の基本的な見方を踏まえた上で、積立金...
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2022年08月01日
「短期的な経済変動リスクを考慮した公的年金改正案の効果検証」の技術的補遺
本稿は、筆者らが国立社会保障・人口問題研究所刊『社会保障研究』に投稿し採択された「短期的な経済変動リスクを考慮した公的年金改正案の効果...
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2022年07月05日
将来推計人口では、中長期仮定を見直しつつ、コロナ禍の影響を加味~年金改革ウォッチ 2022年7月号
次の将来推計人口や年金の将来見通し(財政検証)に向けたスケジュールを確認した上で、近年の出生率や死亡率の動向を確認する。6月23日に、...
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2022年06月15日
年金減額が なぜこんなに話題に?-シリーズ 年金問題のタテとヨコ:ザックリつかんでスッキリ整理!?
年金の減額が話題になった背景として、年金額通知の書式変更が考えられる。前年度と比較しやすくなったが、2023年度は表面上の金額に惑わさ...
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2022年06月15日
物価高なのに、なぜ年金減額?-シリーズ 年金問題のタテとヨコ:ザックリつかんでスッキリ整理!?
物価上昇が続く中で、2022年度の年金額は0.4%の減額となった。この背景は、物価変動の反映が約1年遅れることに加え、現役世代や将来世...
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2022年06月09日
2022年度の年金額は0.4%減額、2023年度は増額だが目減りの見込み-(後編)2023年度は68歳前後の改定率が初めて相違する見込
2022年度の公的年金の最初の支払日(6月15日)を控え、後編(本稿)では前編(別稿)で確認した改定ルールが2022年度分の改定でどう...
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2022年06月08日
2022年度の年金額は0.4%減額、2023年度は増額だが目減りの見込み-(前編)年金額改定ルールの経緯や意義
2022年度の公的年金の最初の支払日(6月15日)を控え、前編(本稿)では年金額改定のルール(仕組み)の経緯や意義を確認し、後編(別稿...
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2022年06月07日
納付率のさらなる向上に向けて、自動引去りの推進が課題~年金改革ウォッチ 2022年6月号
ポイント解説:国民年金保険料の納付率向上の現状と課題/日本年金機構の業務実績報告書案の改訂版(6月下旬公開予定)の予習を兼ねて、各種統...
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2022年04月07日
2022年度の年金額は0.4%減額。現役賃金の下落と痛み分け
1月21日に、2022年度の年金額の改定が公表された。本稿ではその仕組みを概観し、次期年金改革への影響を考える。現在の公的年金額の改定...
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2022年04月05日
この10年で厚生年金加入者は577万人増、国民年金(1号・3号計)は700万人減~年金改革ウォッチ 2022年4月号
年金数理部会が2020年度の財政状況報告をとりまとめた。本稿では、公的年金加入者(被保険者)の構成の変化に注目して考察する。公的年金の...
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2022年03月18日
就職氷河期世代と74歳現役社会を取り上げた記事が話題に-「年金」を含むツイートの基礎的な分析(2021年11月)
本稿では、「年金」を含むツイートが何を契機に投稿されているかを考察するために、基礎的な投稿状況やツイートに含まれるリンクに関する分析な...
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2022年03月01日
厚生年金の適用拡大で45万人が追加加入するが 適用徹底が課題~年金改革ウォッチ 2022年3月号
年金事業管理部会では、昨年12月には2021年度の取組状況が、今年1~2月には2022年度の計画案が議論された。本稿では厚生年金の適用...
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2022年02月01日
2022年度の年金額は0.4%減額。現役賃金の下落と痛み分け~年金改革ウォッチ 2022年2月号
1月21日に年金額の改定が公表された。本稿ではその仕組みを概観し、次期改正への影響を考える。
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2022年01月06日
次期将来見通し(財政検証)の懸念と課題
公的年金の将来見通しの作成(財政検証)が行われる年まで、あと2年となった。コロナ禍の影響で将来推計人口の公表が1年遅れるほか、出生率が...
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2022年01月04日
コロナ禍対応で特例免除54万件、標準報酬特例改定50万人~年金改革ウォッチ 2022年1月号
年金事業管理部会は、委員の3分の1が交代し、日本年金機構の2020年度の取組状況などについて報告を受けた。年金記録訂正分科会は、年金記...
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2021年12月07日
年金改革ウォッチ 2021年12月号~ポイント解説:2020年国勢調査の結果と動向
2021年11月30日に、2020年10月に実施された国勢調査の確定値(人口等基本集計)が公表された。本稿では、公的年金の将来見通しを...
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2021年11月30日
日本年金機構をめぐる不祥事のほか、積立金に関する前財相の発言も話題に-「年金」を含むツイートに含まれるリンクの基礎分析(2021年10月)
ツイートには、熟考の上で投稿されたもの、反射的に投稿されたもの、宣伝、広報、プログラムによって投稿されたものなど、様々なものが混在して...
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2021年11月16日
年金問題の整理法-年金問題のタテとヨコ:ざっくりつかんで、すっきり整理!? (1)
年金については様々な問題が随時報道されるため、自分や社会にとって何が重要なのかが分かりにくいと感じる人や、年金は問題だらけだという印象...
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2021年11月09日
大臣会見でツイート数と投稿者数が急増もリツイート数はごく少数のツイートが左右-「年金」を含むツイートの基礎的な動向分析(2021年9月中下旬)
ツイートには、熟考の上で投稿されたもの、反射的に投稿されたもの、宣伝、広報、プログラムによって投稿されたものなど、様々なものが混在して...
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2021年11月02日
年金改革ウォッチ 2021年11月号~ポイント解説:2022年の改正点と総選挙後の課題
2020年5月に成立した年金制度改正法は、2022年4月に本格的な施行時期を迎える。約5年ごとに行われる年金改革のペースから考えれば、...
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2021年10月05日
年金改革ウォッチ 2021年10月号~ポイント解説:公的年金シミュレーター(仮称)の活用
先月の年金広報検討会は2回開催され、年金見込額を簡単に試算できるWebアプリ「公的年金シミュレーター」(仮称)の運用実験に向けて、画面...
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2021年09月07日
年金改革ウォッチ 2021年9月号~ポイント解説:繰下げ受給と死亡の難しい関係
2022年4月の改正法施行に向けて、政省令に関するパブリックコメントの結果と決定した政省令が8月6日に公表された。本稿では、パブリック...
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2021年09月03日
2022年から実施される年金制度改正
2020年5月に成立した年金制度改正の実施が2022年から本格化する。同年4月から高齢期就労の拡大に合わせた改正が実施され、同年10月...
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2021年08月03日
年金改革ウォッチ 2021年8月号~ポイント解説:2022年4月開始の年金簡易試算Web
先月の年金広報検討会では、年金見込額を簡単に試算できるWebアプリ「年金簡易試算Web」が議題となった。本稿では、検討の経緯や現状を確...
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2021年07月06日
年金改革ウォッチ 2021年7月号~ポイント解説:若年世代(児童・学生)向け年金教育
先月の年金広報検討会では、若年世代(児童・学生)向けの年金教育が議題となった。本稿では、年金教育や社会保障教育に関する近年の議論の経緯...
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2021年07月02日
食器の油汚れを拭き取る-私が心がけているSDGs
在宅勤務も相まって、私が食器を洗う機会が増えている。私が食器を洗う時に気をつけているのが、油汚れの拭取りだ。100%行えているわけでは...
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2021年06月01日
年金改革ウォッチ 2021年6月号~ポイント解説:将来見通しの発射台(積立金の初期値)
3~4月の年金数理部会では、公的年金の2019年度の財政状況を分析するため、公的年金の各実施機関から報告を受けた。本稿では、同部会が昨...
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2021年04月06日
年金改革ウォッチ 2021年4月号~ポイント解説:年金広報の新たな取り組み
年金広報検討会は、2020年度の取組である小学生向けの漫画と若年者向け年金教育動画の制作状況、2021年度の年金関連各団体の取組計画に...
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2021年03月02日
年金改革ウォッチ 2021年3月号~ポイント解説:2021年度の年金額と新型コロナの影響
1月22日に、2021(令和3)年度の年金額改定の内容が公表された。本稿では、年金額改定の仕組みを近年の制度変更を含めて概観し、今後想...
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2021年02月02日
年金改革ウォッチ 2021年2月号~ポイント解説:厚生年金の適用徹底
年金事業管理部会は、日本年金機構の令和3年度計画案を議論した。原案は、安定・安心した社会生活への貢献を軸とし、オンラインを活用したビジ...
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2021年01月28日
2021年度の年金額は、現役賃金と同様に0.1%の減額 (後編)-新型コロナ禍の影響は2022年度から3年分割で出現
2021年1月22日、2021年度の公的年金額は前年度比-0.1%の減額、と公表された。野党から「年金カット法案」と呼ばれた2016年...
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2021年01月27日
2021年度の年金額は、現役賃金と同様に0.1%の減額 (前編)-2021年度から変わる年金額改定ルールの経緯や意義
2021年1月22日、2021年度の公的年金額は前年度比-0.1%の減額、と公表された。野党から「年金カット法案」と呼ばれた2016年...
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2021年01月19日
2020年 年金改革の全体像と次期改革の展望
2020年の年金改革は、同年3月3日に法案が国会へ提出された後、5月29日の参議院本会議で可決・成立した。新型コロナウイルスの影響で国...
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2021年01月06日
DC拠出限度額の見直しで大筋合意
2020年7月に厚労省が示したDC拠出限度額の見直し案は、関係者へのヒアリングや詰めの議論を経て大筋で合意された。DBの給付水準が高い...
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2021年01月05日
年金改革ウォッチ 2021年1月号~ポイント解説:年金数理部会と厚労省の新たな試算
年金事業管理部会は、日本年金機構の令和2年度の取組状況の報告を受けた。年金広報検討会は、年金額の簡易試算ができるWebアプリや小学生向...
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2020年12月01日
年金改革ウォッチ 2020年12月号~ポイント解説:確定拠出年金の拠出限度額見直し
企業年金・個人年金部会では、DC(確定拠出年金)の拠出限度額の見直しについて議論が重ねられ、見直し案が概ね了承された。年金広報検討会で...
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2020年11月30日
パスワード付きZIPファイルとセル結合の廃止-進む政府について行かねば…
つい先日、法令の条文を確認するために「e-Gov法令検索」を利用したところ、インターフェイスが変わっていて驚いた。条文をローカルファイ...
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2020年11月10日
年金アプリ(公式)と定期便のQRコード-年金改革ウォッチ 2020年9月号ポイント解説
2020年7月27日の年金広報検討会では、政府が、個人の年金額の見通しの試算等を行うための「年金アプリ(公式)」を開発し、同アプリで読...
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2020年10月06日
年金改革ウォッチ 2020年10月号~ポイント解説:公的年金財政と積立金運用
年金数理部会は、財政検証の推計方法について厚生労働省、財務省、総務省、文部省にヒアリングを実施し、前回(5年前)に同部会が指摘した事項...
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2020年09月03日
企業型DC限度額の見直し案と論点
2020年7月に厚労省が示した企業型DC限度額の見直し案は、DBと併用する多くの企業でDC拠出額の増額を可能にするため歓迎されている。...
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2020年09月01日
年金改革ウォッチ 2020年9月号~ポイント解説:年金アプリ(公式)と定期便のQRコード
年金事業管理部会は、前回に引き続いて日本年金機構の令和元年度業務実績報告書を審議し、了承した。資金運用部会は、2019年度と第3期中期...
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2020年08月04日
年金改革ウォッチ 2020年8月号~ポイント解説:確定拠出年金の拠出限度額見直し
企業年金・個人年金部会では、より公平な制度に向けたDC(確定拠出年金)の拠出限度額や必要書類の見直し、新型コロナウイルス禍に配慮したD...
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2020年07月07日
年金改革ウォッチ 2020年7月号~ポイント解説:確定拠出年金等の見直しの方向性
企業年金・個人年金部会では、5月29日に改正法案が成立した直後にもかかわらず、今後の改正に向けた議論が行われた。本稿では、成立した改正...
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2020年06月02日
年金改革ウォッチ 2020年6月号~ポイント解説:2020年改正法案の修正と付帯決議
2020年の年金制度改正法案は、今年3月3日に国会へ提出された後、新型コロナ禍下の4月14日に審議入りし、5月29日の参議院本会議で可...
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2020年04月13日
何でこうなるの? 年金額見直しの仕組み
話題のキーワードや出来事を動画で解説する「ニッセイ基礎研ビデオレポート」です。今回は、年金額の見直しと年金制度のポイントについてお話し...
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2020年04月07日
年金改革ウォッチ 2020年4月号~ポイント解説:2020年改正法案の検討規定
資金運用部会は2度開催され、これまで議論されてきたGPIFの中期目標の諮問・答申と、基本ポートフォリオの変更を含むGPIFの中期計画の...
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2020年03月31日
「健康経営」はどう広められてきたか~全国紙に対する計量テキスト分析によるアプローチ
新型コロナウイルスの拡大防止にみられるように、従業員の健康を重視する企業経営(健康経営)が広まってきている。本稿では、従業員や家族での...
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2020年03月06日
公私年金改正案の要点と課題
2019年12月の社会保障審議会年金部会と同企業年金・個人年金部会で「議論の整理」という形で改正案が取りまとめられ、2020年3月にこ...
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2020年03月03日
年金改革ウォッチ 2020年3月号~ポイント解説:厚生年金の適用徹底
資金運用部会では、厚労相がGPIFに発出する中期目標の案と、GPIFが厚労相に提出する中期計画の骨子とが議論された。中期目標案は前回ま...
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2020年02月04日
年金改革ウォッチ 2020年2月号~ポイント解説:年金額改定の仕組みと見直し
年金数理部会では、国家公務員共済組合(国共済)、地方公務員共済組合(地共済)、私立学校教職員共済制度(私学共済)の平成30年度財政状況...
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2020年01月08日
2020年の年金改革に向けて残ったオプションと残されたオプション
2020年通常国会への法案提出に向けて、公的年金の改革案の検討が最終段階を迎えている。本稿では、前回改革を踏まえつつ今回の改革に向けた...
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2020年01月07日
年金改革ウォッチ 2020年1月号~ポイント解説:公私年金改正案の要点と課題
先月は多数の部会が開かれました。このうち企業年金・個人年金部会と年金部会では、通常国会での法案提出に向けて、議論の整理が取りまとめられ...
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2019年12月03日
年金改革ウォッチ 2019年12月号~ポイント解説:在職老齢年金の経緯・現状・展望
企業年金・個人年金部会では、個人型確定拠出年金(iDeCo)の普及を図るための利便性の向上や確定給付企業年金のガバナンスに関する規定の...
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2019年11月05日
年金改革ウォッチ 2019年11月号~ポイント解説:公私年金と年齢との関係の見直し
資金運用部会では、次期運用目標の設定について特段の議論はなく了承された。年金部会では、高齢期の就労と年金受給のあり方については繰下げ受...
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2019年10月08日
2019年公的年金財政検証(将来見通し)のポイント
公的年金の財政検証(将来見通し)が5年ぶりに公表された。本稿では、今回の見通しのポイントを確認する。 公的年金の将来見通しでは、給付水...
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2019年10月01日
年金改革ウォッチ 2019年10月号~ポイント解説:厚生年金適用拡大の方向性
年金事業管理部会では、平成30年度および中期目標期間における業務実績の評価について報告が行われた。働き方の多様化を踏まえた社会保険の対...
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2019年09月04日
厚生年金の適用拡大に向けた議論
厚生年金の適用拡大に向けた議論が大詰めを迎えている。パート労働者の適用拡大は、拡大を前提として、どの基準がどの程度拡大されるかが注目点...
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2019年09月03日
年金改革ウォッチ 2019年9月号~ポイント解説:オプション試算の年金財政への影響
企業年金・個人年金部会では、個人型確定拠出年金(iDeCo)について企業型確定拠出年金のマッチング拠出との整理も含めて意見交換が行われ...
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2019年08月22日
公的年金財政検証の復習と予習 ~2019年財政検証結果の主な注目点は…
報道によると、公的年金の健康診断とも呼ばれる財政検証の結果が、間もなく公表される見通しである。本稿では、前回(2014年)の結果を確認...
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2019年08月06日
年金改革ウォッチ 2019年8月号~ポイント解説:企業型確定拠出年金のガバナンス
先月の企業年金・個人年金部会では、企業年金のガバナンス等が議論された。次回は個人型確定拠出年金等が議題となり、同回で1巡目の議論が終わ...
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2019年07月08日
基礎年金の水準低下問題への対策試案~2014年財政検証に基づく試算
2019年は、少なくとも5年に1度実施される公的年金の財政検証(将来見通しの作成)の年である。本稿では、前回(2014年)の財政検証で...
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2019年07月02日
年金改革ウォッチ 2019年7月号~ポイント解説:国民年金保険料の納付状況
先月の年金事業管理部会では、日本年金機構から提出された2018年度実績報告と中期業務実績報告書の案について、質疑や委員からの意見具申な...
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2019年06月11日
年金改革ウォッチ 2019年6月号~ポイント解説:パート労働者への厚生年金の適用
企業年金・個人年金部会は、前回から個別論点の議論に移っており、今回は普及拡大について活発に意見を交換した。働き方の多様化を踏まえた社会...
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2019年05月17日
基礎年金の水準低下問題への対策試案~2014年財政検証に基づく試算
2019年は、少なくとも5年に1度実施される公的年金の財政検証(将来見通しの作成)の年である。本稿では、前回(2014年)の財政検証で...
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2019年05月07日
年金改革ウォッチ 2019年5月号~ポイント解説:老後準備支援の包括化
働き方の多様化を踏まえた社会保険の対応に関する懇談会では、前回までのヒアリングの結果を踏まえ、今後の適用拡大には十分な検討が必要などの...
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2019年04月02日
年金改革ウォッチ 2019年4月号~ポイント解説:パート以外への厚生年金適用拡大
先月は、次期財政検証や制度改正に向けて多数の部会等が開催された。働き方の多様化を踏まえた社会保険の対応に関する懇談会では、厚生年金の適...
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2019年03月25日
2019年度の年金額改定は、4年ぶりに将来給付の改善に貢献-年金額改定ルールと年金財政や将来の給付への影響の確認
2019年度の公的年金額は4年ぶりに前年度比で+0.1%増額されるが、新聞等では「抑制」と報じられている。なぜ、増額にもかかわらず抑制...
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2019年03月05日
年金改革ウォッチ 2019年3月号~ポイント解説:今年の財政検証の経済前提
年金広報検討会が初開催され、年金広報に関する各種事業の基本的方向や働き方の多様化等を踏まえた年金広報のあり方などについて、議論を進める...
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2019年02月06日
年金改革ウォッチ 2019年2月号~ポイント解説:財政検証や制度改正に向けた見通し
「働き方の多様化を踏まえた社会保険の対応に関する懇談会」が新設され、今年9月が検討期限となっている短時間労働者への厚生年金等の適用拡大...
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2019年01月23日
2019年度年金額改定の意味- 消費税増税前に調整の“ツケ”を解消し、健全化ペースが回復
2019年1月18日に、2019年度の公的年金額が前年度と比べて+0.1%増額されることが発表された。物価や賃金が上昇している中で小幅...
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2019年01月08日
2020年の年金改革に向けた議論の状況と残された課題
2019年は、5年に1度の公的年金の財政検証が行われる年である。年金部会ではパート労働者や高齢者の就労と関係した論点を扱ってきたが、基...
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2018年12月04日
年金改革ウォッチ 2018年12月号~ポイント解説:高齢者就労と公的年金の関係(2)
年金部会では高齢期の就労と年金、経済前提に関する専門委員会では作業班の検討結果、年金事業管理部会では次期中期計画、について、それぞれ議...
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2018年11月06日
年金改革ウォッチ 2018年11月号~ポイント解説:高齢者就労と公的年金の関係
年金部会では、高齢期の就労と年金について事務局から説明があり、年金制度の対応の方向性などが議論されました。引き続き、高齢者の働き方の多...
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2018年10月02日
年金改革ウォッチ 2018年10月号~ポイント解説:適用拡大の年金財政への影響
年金事業管理部会では、日本年金機構の業務実績の評価案について議論が行われました。昨年度を上回る評価があったものの、「外部委託の推進」の...
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2018年09月05日
厚生年金のマクロ経済スライドは、まもなく停止されるか
次の公的年金財政の見通しの公表が来年に迫ってきた。どのような改革が行われるか、に注目する向きが多いが、改革の前に財政見通し自体に注視が...
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2018年09月04日
年金改革ウォッチ 2018年9月号~ポイント解説:基礎年金の水準低下への対策
先月は、年金改革に関係する審議会等が開催されませんでした。7月30日に開かれた年金部会では、本誌2018年7月号でご紹介した、将来の基...
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2018年08月07日
年金改革ウォッチ 2018年8月号~ポイント解説:「年金カット」の効果検証に向けて
年金財政における経済前提に関する専門委員会では、年金部会への報告に向けて、これまでの議論を確認し、議論が不足していた論点について追加の...
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2018年07月03日
年金改革ウォッチ 2018年7月号~ポイント解説:基礎年金の水準低下
年金事業管理部会では、今年初めに発覚した外部委託業者の契約違反に伴う事案の調査について、今後の対応策等が議論されました。年金部会では、...
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2018年06月05日
年金改革ウォッチ 2018年6月号~ポイント解説:高齢者雇用の見通しと課題
資金運用部会では、GPIFの業務方法書の変更が了承されました。以前に年金部会で了承されたものの具体化でしたが、専門の委員から実務上の留...
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2018年05月01日
年金改革ウォッチ 2018年5月号~ポイント解説:次期公的年金改革の論点と見通し
先月の年金部会では、次期年金制度改革までのスケジュールや、これまでの経緯を踏まえた今後の検討課題などが説明され、委員からも多数の意見が...
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2018年04月03日
年金改革ウォッチ 2018年4月号~ポイント解説:積立金の運用利回りの前提と目標
先月の年金財政における経済前提に関する専門委員会では、運用利回りについて年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)からのヒアリングや議...
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2018年03月28日
「勘違い」と「わからない」の違い-金融と生命保険に関するリテラシーの多様性を考慮した分析
金融リテラシーの向上が、社会的な課題となっている。本稿では、(公財)生命保険文化センターが実施した「生活保障に関する調査」のリテラシー...
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2018年03月06日
年金改革ウォッチ 2018年3月号~ポイント解説:厚生年金の加入促進
先月の年金事業管理部会では、日本年金機構の平成30年度計画の最終案が了承されました。また、会計検査院の指摘を受け、文書管理の電子化を検...
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2018年02月06日
年金改革ウォッチ 2018年2月号~ポイント解説:年金記録訂正の経緯・現状・課題
先月の年金事業管理部会では、日本年金機構の平成30年度計画の案が説明されました。業務改善計画への集中取り組み期間(3年間)の最終年度と...
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2018年01月31日
2018年度の公的年金額は、なぜ据え置かれるのか?-年金額の改定ルールと年金財政への影響、見直し内容の確認
2018年度の公的年金額は2017年度から据え置かれることが、2018年1月26日に発表されました。物価や賃金が変動している中で、なぜ...
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2018年01月09日
次期公的年金改革の論点
公的年金の財政検証が行われる年まで、あと1年となった。並行して検討される次期年金改革では、パート労働者へのさらなる適用拡大などの積み残...
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2017年12月05日
年金改革ウォッチ 2017年12月号~ポイント解説:次期年金改革の進め方
年金財政の見通しが公表される年(2019年)まで、あと1年あまりになりました。本稿では、次回の年金改革に向けた議論の進め方について、1...
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2017年11月07日
年金改革ウォッチ 2017年11月号~ポイント解説:経済成長率と賃金上昇率の乖離
先月の経済前提専門委員会では、経済成長率と賃金上昇率の乖離が話題になりました。本稿では、議論の背景や現在までの状況、次の財政見通しへの...
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2017年10月03日
年金改革ウォッチ 2017年10月号~ポイント解説:厚生年金保険料率の引上げが終了
年金事業管理部会では、平成28年度の業務実績の評価結果や業務改善計画の実施状況の検証結果などについて報告があり、改善状況に関して活発な...
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2017年09月05日
最近の雇用情勢と公的年金財政への影響
新しい公的年金財政の見通しの作業が始まった。新しい見通しの作成では、前回の見通しと実績がどう乖離したかの分析が重要になる。近年の加入者...
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2017年09月05日
年金改革ウォッチ 2017年9月号~ポイント解説:内閣府の中期経済見通し
2019年に作成される公的年金財政の見通し(財政検証)にむけて、先月号では新しい将来推計人口を確認しました。今月号では、経済前提の基礎...
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2017年08月01日
年金改革ウォッチ 2017年8月号~ポイント解説:新しい将来推計人口(2017年推計)
7月末に、年金財政見通しの経済前提に関する専門委員会が招集され、次の年金財政の見通し(財政検証)の作成や制度改正にむけた動きが始まりま...
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2017年07月04日
年金改革ウォッチ 2017年7月号~ポイント解説:確定拠出年金の運用商品選択支援
先月は、今年2月から始まった「確定拠出年金の運用に関する専門委員会」で報告書がまとめられました。企業年金部会では、この報告書を受けて作...
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2017年06月06日
年金改革ウォッチ 2017年6月号~ポイント解説:パート労働者の厚生年金加入状況
先月は、「確定拠出年金の運用に関する専門委員会」が2度開催され、運用商品提供数の上限や運用商品選択の支援などについて、活発な議論が行わ...
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2017年05月02日
年金改革ウォッチ 2017年5月号~ポイント解説:資金運用部会の本来の課題
先月は、年金積立金の管理運用について審議を行う専門の部会として、社会保障審議会に「資金運用部会」が設置されました。当面は、昨年12月に...
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2017年04月04日
年金改革ウォッチ 2017年4月号~ポイント解説:国民年金保険料の引上げが終了
先月は、2月に設置された「確定拠出年金の運用に関する専門委員会」が2回開催され、本誌先月号でご紹介した投資教育や商品設定について、ヒア...
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2017年03月07日
年金改革ウォッチ 2017年3月号~ポイント解説:確定拠出年金の資産運用の見直し
先月は、社会保障審議会企業年金部会の「確定拠出年金の運用に関する専門委員会」が新たに開催されました。確定拠出年金の資産運用に関する見直...
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2017年02月17日
2017年度の年金額は、名目-0.1%、実質±0.0%、実質的には+1.0%-年金改定率の3つの見方と、新旧改定ルールの再確認
2017年度の公的年金額は2016年度から0.1%引き下げられることが、2017年1月27日に発表されました。本稿では、厚生労働省のプ...
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2017年02月08日
「年金カット法案」が示す「世代相互の思いやり」
2016年9月26日に始まった臨時国会では、野党から「年金カット法案」と呼ばれた国民年金法等改正案(2016年3月11日提出、同年12...
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2017年02月07日
年金改革ウォッチ 2017年2月号~ポイント解説:「ねんきん定期便」のオンライン化
年金記録訂正分科会では、平成27年度の事業状況として年金記録の訂正に関する請求の受付・処理件数や請求内容等の説明が行われました。年金事...
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2016年12月06日
年金改革ウォッチ 2016年12月号~ポイント解説:「年金カット法案」の示唆
先月は、年金改革に関係する審議会等が開催されませんでした。なお、11月30日は厚生労働省が定めた「年金の日」、11月は「ねんきん月間」...
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2016年11月01日
年金改革ウォッチ 2016年11月号~ポイント解説:次期制度改正議論の進め方
2015年1月に社会保障審議会年金部会がとりまとめた「議論の整理」では、基本的方向性の1つとして「国民合意の形成とスピード感を持った制...
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2016年10月04日
年金改革ウォッチ 2016年10月号~ポイント解説:年金数理部会による決算分析
年金数理部会では、2014年度の公的年金財政状況報告が行われ、2015年度について報告を求める事項も提示されました。また、個人型確定拠...
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2016年09月15日
企業年金や個人年金は、高齢者家計に役立っているか?~全国消費実態調査の集計表を使った確認
公的年金は老後の収入の柱であるが、企業年金や個人年金などの私的年金は高齢者の家計にとってどのような役割を果たしているのだろうか。本稿で...
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2016年09月06日
年金改革ウォッチ 2016年9月号~ポイント解説:将来人口推計を巡る3つの課題
年金事業管理部会では、ねんきんネットの活用促進やねんきん定期便の見直し等について、説明が行われました。行政事業レビューでねんきん定期便...
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2016年09月05日
企業年金や個人年金は、高齢者家計の役に立っているか?
公的年金に加えて企業年金や個人年金も受給している世帯は、公的年金のみ受給している世帯と比べて、同程度の収入でも支出の面でより充実した生...
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2016年08月02日
年金改革ウォッチ 2016年8月号~ポイント解説:公的年金財政と積立金運用の関係
年金部会では、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の新しい投資手法について、政令の策定に向けた議論が行われました。また、確定拠出...
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2016年07月05日
年金改革ウォッチ 2016年7月号~ポイント解説:参院選マニフェストでの年金の論点
企業年金部会では、確定給付企業年金の現状について意見交換が行われました。また、確定拠出年金法等改正法の公布に伴い、制度の運用についてよ...
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2016年06月07日
年金改革ウォッチ 2016年6月号~ポイント解説:消費税率引上げ再延期の影響
年金数理部会では、公的年金各制度の平成26年度財政状況について報告が行われました。6月1日、安倍首相が消費税率引上げの再延期を表明しま...
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2016年04月05日
2016年年金改革法案のポイント
年金改革法案が3月11日に国会へ提出された。本稿では、法案化に至らなかった事項も含め、これまでの議論を踏まえながら2016年年金改革法...
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2016年04月05日
年金改革ウォッチ 2016年4月号~ポイント解説:年金改革法案の国会審議
年金記録訂正分科会では、新しい訂正請求手続きがスタートして1年が経ったことなどから、2015年度の請求状況について速報値が報告されまし...
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2016年03月01日
年金改革ウォッチ 2016年3月号~ポイント解説:財政見通しの検証(ピアレビュー)
年金部会では、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の改革について、議論の整理がまとめられました。この整理をもとに、改革案が今国会...
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2016年02月22日
公的年金額の据え置きは、年金財政にとって二重の痛手-年金額改定ルールと年金財政への影響の再確認
2016年度の公的年金額は2015年度から据え置きとなることが、2016年1月29日に発表されました。据え置きのせいかメディアでは例年...
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2016年02月02日
年金改革ウォッチ 2016年2月号~ポイント解説:GPIFの見直し議論
年金部会では、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)について、関係機関や有識者からのヒアリングを行うなど、先月に引き続き活発な意見...
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2016年01月05日
年金改革ウォッチ 2016年1月号~ポイント解説:次期年金改革の方向性と課題
2015年1月以来の開催となった年金部会では、公的年金の積立金の運用機関である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)について、議論...
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2015年12月22日
自分の街のこと 知っていますか?-地域経済分析システムRESASで 地元のデータを見てみよう
週末のテレビ番組で、福島市立岳陽中学校イノベーション部の生徒が「地方創生☆政策アイデアコンテスト2015」の高校生以下の部で大臣賞(最...
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2015年12月01日
年金改革ウォッチ 2015年12月号~ポイント解説:日本年金機構の見直し論議
年金数理部会では、2014年の財政検証について各運営主体へのヒアリングが終わり、被用者年金一元化等に関するセミナーが開かれました。年金...
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2015年10月06日
年金改革ウォッチ 2015年10月号~ポイント解説:企業年金の新たな選択肢
1 ―― 先月までの動き 年金数理部会では、2014年の財政検証について各運営主体へのヒアリングが行われました。企業年金部会では、先日閣議決...
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2015年10月05日
被用者年金一元化は共済年金の救済か?-多面的な検証が必要
被用者年金一元化に対しては「高齢化が進む共済年金を救済するのが狙い」という意見も聞かれる。確かに人数の面ではその傾向が見られるが、保険...
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2015年09月01日
年金改革ウォッチ 2015年9月号~ポイント解説:被用者年金一元化の経緯と意義
1 ―― 先月までの動き 年金事業管理部会では、不正アクセスによる情報流出事案のほか、今後取り上げる論点が議論されました。2 ―― ポイント解説...
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2015年08月04日
年金改革ウォッチ 2015年8月号~ポイント解説:国民年金保険料の時効と後納制度
1 ―― 先月までの動き 先月から、年金事業管理部会に「特定保険料納付申出等に係る承認基準専門委員会」が設置されました。この委員会では、来年...
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2015年07月07日
年金改革ウォッチ 2015年7月号~ポイント解説:財政健全化計画と年金改革
1 ―― 先月までの動き 先月は年金事業管理部会が開催されました。日本年金機構への不正アクセスによる年金個人情報流出をうけて、国民の意見を直...
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2015年06月12日
新しい「世代間の助け合い」-年金の「マクロ経済スライド」と「保険料引上げの停止」
6月15日に今年の4~5月分の公的年金が振り込まれる。年金の振込日といえば、近年では振り込め詐欺に気をつける必要があるし、先日の年金個...
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2015年06月02日
年金改革ウォッチ 2015年6月号~ポイント解説:次期年金改革の行方
1 ―― 先月までの動き 4月に開催された年金事業管理部会では、「平成26年度の業務実績評価基準(案)」「平成27年度計画」等が説明されまし...
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2015年04月07日
年金改革ウォッチ 2015年4月号~ポイント解説:年金数理部会報告の改善点と期待
1 ―― 先月までの動き 年金事業管理部会では、新たな年金記録訂正手続の実施や制度改正の施行等について詳細な説明が行われました。中でも「短時...
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2015年04月03日
公的年金の改定ルールの再確認と見直しの方向性
去る1月30日に2015年度に向けた公的年金の改定率が発表された。名目額では+0.9%の増額だが、特例水準の解消とマクロ経済スライドの...
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2015年03月03日
年金改革ウォッチ 2015年3月号~ポイント解説:年金記録の新しい訂正請求手続き
1 ―― 先月までの動き 公的年金の分かりやすい情報発信モデル事業検討会は、これまでに実施された3つのモデル事業のモニタリング結果を受け、年...
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2015年02月13日
年金額の改定と「貨幣錯覚」-年金額改定のニュースを見る際に気をつけたいこと
1月30日に来年度の年金額改定が発表され、当日の夕刊の1面を賑わせた。昨年と同様に、同日に発表された消費者物価の上昇率と並んで掲載され...
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2015年02月03日
年金改革ウォッチ 2015年2月号~ポイント解説:企業年金部会の「議論の整理」
1 ―― 先月までの動き 企業年金部会および年金部会では、検討課題についての議論が一巡し、議論の整理が行われました。これをベースに、具体的な...
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2015年01月22日
2015年公的年金改革の展望
■要旨昨年6月に発表された財政見通しを受けて、現在、次期公的年金改革に向けた議論が社会保障審議会の年金部会で進められている。本稿では、...
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2015年01月06日
年金改革ウォッチ 2015年1月号~ポイント解説:被用者年金一元化の検証
1 ―― 先月までの動き 企業年金部会では企業年金のガバナンスや現行制度の改善が取り上げられ、7月以降続けられてきた議論が予定した論点を一巡...
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2014年12月02日
年金改革ウォッチ 2014年12月号~ポイント解説:今後の年金改革の基本方針
1 ―― 先月までの動き 年金積立金に関する作業班や年金部会、企業年金部会が精力的に議論を進めています。8月時点で年内の取りまとめが計画され...
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2014年11月04日
年金改革ウォッチ 2014年11月号~ポイント解説:給付削減の1・2階同時終了
年末の取りまとめにむけて、年金部会と企業年金部会が月2回のペースで開催されています。10月15日の年金部会には塩崎厚生労働大臣が出席し...
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2014年10月07日
年金改革ウォッチ 2014年10月号~ポイント解説:公的年金の分かりやすい情報発信
1 ―― 先月までの動き 年金部会および企業年金部会では、前回までに整理された課題に基づいて具体的なテーマでの議論がそれぞれ進められました。...
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2014年10月03日
アベノミクスと年金財政の関係-就労拡大で国民年金財政が改善
2014年6月に発表された公的年金の財政検証では、アベノミクスの奏効を仮定するか否かで結果が分かれた。アベノミクスが奏効して女性や高齢...
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2014年09月02日
年金改革ウォッチ 2014年9月号~ポイント解説:基礎年金の問題・原因・対策
1か月半ぶりに開催された年金部会では、今後の進め方が議論されました。その結果、扱うテーマは、先日の財政検証結果を踏まえた課題と年金積立...
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2014年08月15日
実はブレーキがない年金削減!?~マクロ経済スライド終了手順の議論、決定、周知を
現在の年金制度は、年金財政がバランスするまで給付削減を続ける仕組みになっています。言い換えれば、年金財政がバランスすれば給付削減が終わ...
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2014年08月07日
2014年公的年金財政検証結果を見渡す-“甘い”ばかりではない政府の見通し。女性の労働参加やリスクシナリオを見据えて議論の充実を
6月3日に公的年金の財政見通しが5年ぶりに発表された。一部では“甘い”という批判も見られるが、公表された試算結...
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2014年08月05日
年金改革ウォッチ 2014年8月号~ポイント解説:社会保障制度改革推進会議とは
1 ―― 先月までの動き 企業年金部会は、関連団体からのヒアリングを終え、新たな企業年金制度設計の検討に入りました。また官邸では、有識者によ...
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2014年07月01日
年金改革ウォッチ 2014年7月号~ポイント解説:足下の給付水準が上がった理由
1 ―― 先月までの動き 6月3日、約3か月ぶりに社会保障審議会年金部会が開催され、財政検証とオプション試算の結果が公表されました。また、社...
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2014年06月30日
2014年公的年金財政検証結果を見渡す-“甘い”ばかりではない政府の見通し。女性の労働参加やリスクシナリオを見据えて議論の充実を
6月3日に公的年金の財政見通しが5年ぶりに発表された。一部では“甘い”という批判も見られるが、公表された試算結...
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2014年06月04日
年金の未来も女性がカギ!?~2014年 公的年金財政検証結果を読み解く
6月3日に公的年金の財政見通し(財政検証)が発表されました。今回の試算では、「前提が甘い」というこれまでの批判を受けて、8通りのシナリ...
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2014年06月03日
年金改革ウォッチ 2014年6月号~ポイント解説:年金開始年齢の75歳選択制
1 ―― 先月までの動き 新たな部会として、年金事業管理部会が設置されました。この部会は日本年金機構評価部会を改組したもので、年金事業の運営...
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2014年04月03日
2014年度の年金額は実質1.0%の削減。15年度は1.7%削減の見込み
去る1月31日に2014年度に向けた年金の改定率が発表された。名目額では0.7%の減額だが、実質的には1.0%の削減となっている。15...
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2014年04月01日
年金改革ウォッチ 2014年4月号~ポイント解説:財政検証後の議論のポイント
1 ―― 先月までの動き 年金財政における経済前提と積立金運用のあり方に関する専門委員会では、財政検証の長期経済前提が示されるなど、活発な議...
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2014年03月04日
年金改革ウォッチ 2014年3月 ホワイトデー号~ポイント解説:財政検証に課された宿題
1 ―― 先月までの動き 年金財政における経済前提と積立金運用のあり方に関する専門委員会では、財政検証の経済前提設定方針や今後の進め方につい...
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2014年02月04日
年金改革ウォッチ 2014年2月 節分号~ポイント解説:財政検証で使う人口・経済の見通し
1 ―― 先月までの動き 社会保障審議会年金記録問題に関する特別委員会は報告書をまとめました。報告書では、これまでの年金問題の審議経過や取組...
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2014年01月16日
アベノミクスが迫る、年金財政の詰め-いよいよ、マクロ経済スライドの終了・復活手順の検討が必要に
■要旨前回の公的年金(以下では、厚生年金と国民年金を指す)の財政検証から、間もなく丸5年となる。今年中に行われる今回の財政検証にはアベ...
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2014年01月15日
公的年金財政の仕組みと注目点-今年公表予定の「財政検証結果」を読み解くための基礎知識
■要旨今年は、5年に1度の「公的年金財政検証」の年にあたります。本稿では、財政検証結果の公表に先駆けて、公的年金財政の仕組みを概説しま...
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2014年01月07日
年金改革ウォッチ 2014年1月 年賀状号 ~ポイント解説:設立5年目を迎えた日本年金機構
1 ―― 先月までの動き 年金保険料徴収体制強化に関する委員会と年金個人情報の管理のあり方に関する委員会が意見をまとめ、年金部会に報告しまし...
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2013年12月03日
年金改革ウォッチ:2013年12月~ポイント解説:積立金運用の見直し
1 ―― 先月までの動き 次回の財政検証に向けた議論など、各委員会や部会は検討事項について意見交換を行いました。2 ―― ポイント解説:積立金運...
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2013年11月06日
再開された社会保障審議会年金部会の注目点
去る10月7日から社会保障審議会年金部会が再開された。今後は、8月にまとめられた社会保障制度改革国民会議の報告書の指摘に沿って、今後の...
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2013年11月05日
年金改革ウォッチ:2013年11月 ~ ポイント解説:国民年金保険料の徴収強化
1 ―― 先月までの動き 社会保障改革国民会議の報告書を受けて、社会保障審議会年金部会が半年ぶりに再開されました。 また、「年金保険料の徴収体...
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2013年10月07日
逃げ水か、呼び水か、はたまた逃げ腰か-公的年金の支給開始年齢引き上げ議論の真意
『広辞苑』(岩波書店)によると、 「逃げ水」とは、蜃気楼の一種で、前方に水たまりがあるようで、近づくとまた遠のいて見える現象、 「呼び水...
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2013年10月01日
年金改革ウォッチ:2013年10月 ~ポイント解説:消費税率引上げと年金削減の関係
1 ―― 先月までの動き 下旬に多数の審議会や委員会が開催され、活発な意見交換が行われました。2 ―― ポイント解説:消費税率引上げと年金削減の関...
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2013年09月03日
年金改革ウォッチ:2013年9月 ~ポイント解説:年金記録問題の現状と今後の課題
1 ―― 先月までの動き 設置期限を迎えた社会保障制度改革国民会議は6日、報告書を首相に提出し、21日の臨時閣議においてプログラム法案の骨子...
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2013年08月20日
「ねんきん定期便」はライフプラン設計に役立つか?
「ねんきん定期便」は、日本年金機構から公的年金の加入者全員に誕生日月に送られてくるハガキだ。これまでの公的年金の加入記録や年金の見込額...
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2013年08月06日
年金改革ウォッチ:2013年8月 ~ポイント解説:支給開始年齢を巡る経緯と課題
報道では社会保障制度改革国民会議が注目されていましたが、他の会議も色々と開催されました。今月21日の設置期限を前に、社会保障制度改革国...
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2013年08月06日
逃げ水か、呼び水か、はたまた逃げ腰か ~ 公的年金の支給開始年齢引き上げ議論の真意
『広辞苑』(岩波書店)によると、「逃げ水」とは、蜃気楼の一種で、前方に水たまりがあるようで、近づくとまた遠のいて見える現象、「呼び水」...
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2013年07月02日
年金改革ウォッチ:2013年7月 ~ポイント解説:厚生年金基金制度の見直し
1 ―― 先月までの動き 先月は社会保障制度改革国民会議が4回開催され、最終案起草に向けて2巡目の議論を重ねるなど、各審議会、部会とも活発な...
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2013年06月20日
2000年代の若年層と高齢層の就業状態の変化パターン(大規模パネルデータに対する潜在移行分析の適用事例)
本稿では、パネルデータを利用して、2000年代の若年層と高齢層の就業状態の変化パターンを分析した。2000年代に入り、若年層では非正規...
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2013年06月05日
主婦年金問題の再確認:法案成立後も退職時の周知が不可欠
今国会に主婦年金対策を含む年金改正法案が提出された。法案には主婦年金問題が再発しないよう対策が盛り込まれているが、それでも「本人次第」...
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2013年06月04日
終身年金バイアスと厚生年金信頼度・公的年金満足度
長期の年金商品に対する行動バイアスを評価する新たな指標として終身年金バイアスを定義し、わが国最大の終身年金である厚生年金加入者・受給者...
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2013年06月04日
年金改革ウォッチ:2013年6月 ~ポイント解説:次期年金改革に向けた議論の展望
1 ―― 先月までの動き 社会保障審議会年金部会に「年金個人情報の適正な管理のあり方に関する専門委員会」が設置され、年金個人情報の管理の現状...
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2013年05月07日
年金改革ウォッチ:2013年5月~ポイント解説:主婦年金問題から「厳格さと寛容さのバランス」を考える
1 ―― 先月までの動き 社会保障審議会では、年金部会をはじめとして、多くの部会や専門委員会が開かれました。 社会保障制度改革国民会議では、医...
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2013年04月02日
年金改革ウォッチ:2013年4月 ~ポイント解説:公的年金財政の枠組み
1 ―― 先月までの動き 精力的に開催されている社会保障制度改革国民会議は、今後の進め方を検討し、当面は高齢者医療制度等の「介護・医療」を中...
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2013年03月04日
年金改革ウォッチ:2013年3月~ポイント解説:日本経団連の方針変更
1 ―― 先月までの動き 厚生年金基金制度に関する専門委員会は、厚生労働省試案についての最終的な審議を行い、意見書を提出しました。今後、法改...
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2013年02月04日
年金改革ウォッチ:2013年2月~ポイント解説:年金財政見通しの経済前提とは
■見出し1 ―― 先月までの動き2 ―― ポイント解説:年金財政見通しの経済前提とは 1│当委員会は長期の経済前提を担当。他の前提は他の機関が担当...
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2013年01月29日
アベノミクスと年金財政の見通し
去る1月28日に、来年度の政府経済見通しが閣議了解された。例年は12月20日頃に閣議了解されているので、今回は年末の政権交代の影響で1...
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2013年01月07日
年金改革ウォッチ:2013年1月~ポイント解説:社会保障制度改革国民会議とは
■見出し1 ―― 先月までの動き2 ―― ポイント解説:社会保障制度改革国民会議とは 1│国民会議は官邸に、社保審は厚生労働省に設置 2|国民会議...
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2013年01月04日
年金削減開始の再確認:国民年金法改正案の成立を受けて
先の臨時国会で、継続審議となっていた国民年金法改正案が成立した。当初案では2012年10月から年金額の削減が始まる予定だったが、国会審...
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2012年11月30日
社会保障制度改革国民会議の前に - 社会保障・税一体改革と年金・医療・介護の関係
2012年8月に「社会保障・税一体改革」関連8法案が可決成立した。もっとも、2010年10月の政府・与党社会保障改革推進本部の設置から...
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2012年10月25日
社会保障制度改革国民会議の前に-社会保障・税一体改革と年金・医療・介護の関係
■見出し1―― 一体改革と年金・医療・介護の関係2―― 一体改革で年金・医療・介護の“何が検討され”、&ldquo...
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2012年09月18日
年金財政は本当に「黒字」?~「厚生年金・国民年金の平成23年度収支決算の概要」を読む~
■見出し1 ―― 「歳入」に「積立金より受入」を含んだ状態での「黒字」2 ―― 運用収入はプラスだが「水物」。一方で運用収入以外の赤字が継続。3...
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2012年09月03日
基礎年金は大丈夫か?~ 特例水準解消を先送りしたツケの行き先 ~
■見出し1 ―― 解消の遅れで、将来の基礎年金がさらに低下。一方で厚生年金は給付低下が軽減。2 ―― 基礎年金がもつ2面性が背景3 ―― 基礎年金...
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2012年08月20日
消費税率引上げと年金額改定の微妙な関係
■見出し1 ―― 矛盾をはらむ、一体改革における消費税と年金額の関係2 ―― 物価の動向だけでは決まらない、現行の年金額改定ルール3 ―― さらに...
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2012年08月07日
被用者年金一元化の財政検証を
■見出し1 ―― 被用者年金一元化の意義は、再分配の輪の拡大2 ―― 政府は、法案に沿った財政検証を示すべき3 ―― 事務や積立金運用のあり方も含...
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2012年07月04日
年金財政は後回し?-審議が進まない「特例水準の解消」
年金を含む社会保障・税一体改革関連法案が衆議院で可決されてから、1週間が過ぎた。しかし、年金に関して最優先かつ影響範囲が大きい「特例水...
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2012年06月01日
公的年金加入者におけるパート労働者の位置づけ
現在、国会では年金関連法案が審議されており、パート労働者への厚生年金の適用は大きな論点になると予想される。このような一部の加入者を対象...
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2012年06月01日
年金改革に新しい見方を
■見出し1|基礎年金と厚生年金に分けて、給付削減の見込みを把握する必要2|将来見通しは「当たらない」のが普通。複数の前提から幅や影響度...
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2012年05月22日
情報と投資行動:選択型実験法を利用したフレーミング効果の検証
本稿は確定拠出年金(DC)などの投資家(加入者)が、意思決定に利用していると考えられる資料のうち、どのような情報に影響されるか選択式実...
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2012年04月25日
2012年 年金関連法案のポイント
■見出し1 ――― 国庫負担関連を中心に、懸案も盛り込んで法案化2 ――― 法案のポイント 1|特例水準の解消:年金財政の健全化につなげる一歩 2...
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2012年04月23日
厚生年金加入者・受給者はどのような年金改革であれば受け入れられるのか? (2012/07/05改訂)
本稿は選択型実験法を利用し、厚生年金の加入者と受給者を対象として、どのような年金改革であれば受け入れることができるか実験した。実験では...
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2012年04月16日
年金改革に新しい見方を
■見出し1|基礎年金と厚生年金に分けて、給付削減の見込みを把握する必要2|将来見通しは「当たらない」のが普通。複数の前提から幅や影響度...
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2012年03月01日
民主党案の論点 ~ 所得比例年金を中心に
民主党案は昨年5月に骨格が公表されていたが、世論からは事実上の棚上げとみなされ、大きな話題にならなかった。先般、試算の公表をめぐる騒動...
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2012年02月01日
ねんきん定期便の電子・葉書化の背景と課題
「ねんきん定期便」はこれまで封書だったが、事業仕分けの指摘もあり、2012年度から原則として電子メールもしくは葉書での送付となる予定で...
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2011年12月26日
特例水準解消後の年金スライドの課題-「本来のスライド率」の再検討も-
■見出し1--------年金のスライドをめぐる現在の議論2--------「本来のスライド率」に内包されている問題3--------...
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2011年12月01日
「ねんきんネット」で在職老齢年金の試算が可能に
10月末から、日本年金機構が提供している「ねんきんネット」で在職老齢年金の試算が可能になった。これまでは年金事務所等の窓口に出向く必要...
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2011年11月28日
「特例水準はもらいすぎ」の罠
「現在の年金額(特例水準)は、もらいすぎだ」というプロパガンダがメディアや世論を席巻している。私は特例水準の早期解消に賛成だ。むしろ、...
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2011年10月05日
老年者控除の復活はあるのか?
9月30日に厚生労働省が公表した来年度税制改正要望には、「高齢者の生活の安定を図る見地から、老年者控除の復活をはじめ、年金受給者の税負...
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2011年10月03日
分かち合いの精神
本年6月末にとりまとめられた「社会保障・税一体改革成案」をうけて、社会保障審議会年金部会で次期年金改正に向けた議論が始まっている。9月...
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2011年09月13日
過去30年間の個人年金の加入動向
■目次1――問題意識2――個人年金をめぐる制度や環境の変化と販売動向等の推移3――個人年金加入率の推移4――まとめと示唆■introd...
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2011年07月08日
ストレステストは、どんなテスト?
先日、期末テスト真っ最中の愚息から「ストレステスト」とはどんな試験かと聞かれた。「どんなに批判を受けても、しぶとく続けられるかのチェッ...
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2011年06月24日
過去30年間の個人年金の加入動向
個人年金の加入動向をみると、1980年代から90年代初頭は税制の影響等で増加したものの、90年代後半には金利低下の影響等で低迷し、20...
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2011年06月01日
年金数理部会の指摘と今後の年金改革への影響
社会保障審議会年金数理部会が3月末に発表した公的年金の財政検証結果は、財政の安定性は一定程度評価できるとしながらも、様々な懸念事項を指...
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2011年01月04日
年金改革論議の場の行方
政府・与党は12月に「社会保障改革の推進について」をまとめ、税と社会保障の一体改革に向けて超党派の協議を目指す方針を明らかにした。本稿...
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2010年10月25日
注目される国勢調査の結果
■目次1--------国勢調査の意義2--------注目されるポイント3--------課題■introduction100歳以上...
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2010年10月01日
公的年金の財政状況
社会保障審議会年金数理部会が、8月末に公的年金財政状況報告(2008年度分)をとりまとめた。リーマンショックを背景に運用損益の悪化が目...
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2010年07月26日
企業年金の盛衰
退職給付会計の導入をはじめとする企業年金関連の諸改正から約10年が経過した。企業年金は、公的年金に次ぐ老後収入の第2の柱といわれる。退...
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2010年04月05日
(旧論文名)わが国の製造業の製造現場に勤める確定拠出年金加入者に対する継続投資教育の効果:フィールド実験による検証
現実の確定拠出年金(DC)の加入者を対象に経済実験の手法を利用して継続投資教育の効果を検証した。継続投資教育セミナーに参加したグループ...
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2010年04月01日
「マクロ経済スライド」発動の遅れ
本年1月末に2010年度の年金額改定が発表されたが、2004年改正で導入された給付削減の仕組み(マクロ経済スライド)は、今年度も発動さ...
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2010年03月31日
物価が下がると、赤子が苦しむ!?
テレビで、「ガソリン代が高くなると年金生活者は困る」というインタビューを目にすることがある。私は、このような演出色が濃い報道をつい斜に...
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2010年02月01日
企業での「ねんきん定期便」活用法(4)~ 記録の確認
「ねんきん定期便」では、年金見込額のほか、これまでの加入記録を確認できる。中でも月別の状況は、2009年度の全加入者と2010年度以降...
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2009年12月25日
「ねんきん定期便」の経緯・活用・課題
公的年金の全加入者に加入履歴や年金見込額を知らせる「ねんきん定期便」が本格開始して、間もなく1年になる。一方で、「社会保障カード」や「...
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2009年10月01日
企業での「ねんきん定期便」活用法(3)- 改正を織り込む
「ねんきん定期便」で確認できる年金額は、あくまで当年度の仕組みの下で計算された金額であり、マクロ経済スライドなどによる将来の給付削減が...
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2009年07月01日
企業での「ねんきん定期便」活用法(2)-見込額を確認する
今回は、「ねんきん定期便」の目玉となる年金見込額の確認方法について解説する。「ねんきん定期便」を見る際には、見込額の元となる加入記録の...
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2009年05月10日
30・40歳代家計における株式投資の決定要因
本稿は、わが国の典型的な30~40歳代の男性会社員が労働収入を得ている家計を対象に、老後の生活に備えるための長期的な株式投資(資産保有...
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2009年05月10日
私的情報と価格形成: 実験ファイナンスによるアプローチ
本論では、私的情報が存在する市場で成立する取引価格について、実験により分析した。市場に私的情報が存在する場合、投資家は市場の取引から他...
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2009年05月01日
企業での「ねんきん定期便」活用法(1)-活用に向けた準備
本年4月3日から、年金の見込額や加入記録を記載した「ねんきん定期便」の送付が始まった。そこで、本誌の主な読者である企業の退職金・年金担...
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2009年04月24日
拡大する長寿リスク
日本が「世界一の長寿国」と呼ばれて久しい。将来についてはあくまで予測だが、グラフを見ると、世代(生まれ年)が進むにつれて線が右にシフト...
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2009年03月02日
リスク性資産の購入要因-株式と住宅で違いはあるか?
ニッセイ基礎研究所では投資家の行動を調査研究するために、2008年2月に「金融商品に関するアンケート」を実施した。この結果を利用して、...
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2009年02月24日
基礎年金が大幅に下落 ~ H21財政検証結果を読む
2月23日、平成21年の厚生年金と国民年金の財政検証結果が公表された。財政検証とは、少なくとも5年に1度公表される公的年金の財政見通し...
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2009年01月26日
確定拠出年金における継続投資教育の効果:実験による検証
確定拠出年金の加入者に対して、運用の基礎知識を内容とする継続投資教育を行う統制実験(controlled experiment)を実施し...
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2008年12月26日
30~40代が想定する主観的な将来所得や公的年金収入の傾向
1現在の日本の家計は、諸外国に比べてリスク資産の保有が少なく、効率的な資産形成が行えていない可能性がある。2家計の資産選択に関する先行...
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2008年10月17日
公的年金の現状と課題
■目次1--------年金制度の基本構造2--------2004年改正のポイント3--------2004年改正後の年金論議4--...
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2008年09月01日
確定拠出年金における加入者の資産配分
確定拠出年金(DC)における加入者の資産配分は、全てを株式投信に配分、株式配分がゼロ、株式投信と元本確保型とを半々に購入する中庸な配分...
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2008年09月01日
確定拠出年金加入者の資産配分選択の理由
確定拠出年金(DC)の資産配分を現在のようにした理由について加入者に尋ねたところ、「将来よく考えて変更するつもりだが、現在はこのように...
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2008年09月01日
確定拠出年金における継続投資教育の効果
わが国の確定拠出年金(DC)では、導入時の投資教育がほぼ実施されているのに対し、継続教育は課題としているプランも多い。その理由としては...
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2008年09月01日
加入者は確定拠出年金をどのように考えているか
最後に、確定拠出年金(DC)の加入者が、DC制度についてどのように考えているかを質問した結果が図表5である。(A)は、老後の準備の中で...
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2008年08月14日
Changes in Equity Investment of Japan’s Households After the Introduction of Defined Contribution Plans
Compared to other advanced economies, Japan's households allocate fewer fina...
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2008年04月18日
回収率100%なるか? ~ スタートした1億人アンケート
1億人に配布して、回答率100%を目指すアンケート。それは可能だろうか?アンケートの概念を広くとらえれば、次のような事例を考えることが...
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2008年04月01日
パートだけでなく正社員にも必要な厚生年金の適用拡大
一年前から継続審議となっている被用者年金の一元化に関する法案には、厚生年金と共済年金の統合だけでなく、パート労働者への厚生年金の適用拡...
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2008年03月03日
基礎年金へのマクロ経済スライド適用廃止に必要な財源
基礎年金には、最近話題の税方式化という負担側の問題だけでなく、給付側の問題もある。その1つが、基礎年金に対するマクロ経済スライド適用の...
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2008年01月25日
2008年度の年金額はどうなるか?
■目次1.2004年改正のポイント2.マクロ経済スライドの発動条件3.2004年改正時の見通しと実際の状況4.消費税率の引き上げも絡む...
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2007年12月03日
税方式以前に考えるべき基礎年金の基本的な問題
経済財政諮問会議での民間議員の提案を契機に、基礎年金財源の税方式化の議論が再燃している。しかし、財源問題以前に、現行の基礎年金は給付の...
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2007年07月02日
2009年改正に向けた「暫定試算」の問題点(2)
厚生労働省が発表した「暫定試算」は、給付水準そのものではなく、その変化率で実質的な意味を把握することが重要である。また、今回の試算結果...
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2007年05月02日
せっかく一緒になるのだから・・・
先日、厚生年金と共済年金を一元化する法案が国会に提出された。法案によれば、今後は公務員か民間会社員かを問わず、同じ給与であれば同じ保険...
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2007年04月03日
2009年改正に向けた暫定試算の問題点(1)
厚生労働省は、本年2月6日の社会保障審議会年金部会で「人口の変化等を踏まえた年金財政への影響(暫定試算)」を公表した。この試算は、暫定...
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2006年12月25日
英独年金改革と生保業界の対応
1.英国のように公的年金に最低保障水準を期待する国(ベバレッジ型)とドイツのように退職前所得の一定割合を期待する国(ビスマルク型)とで...
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2006年12月01日
2009年制度改正の可能性
これまでの年金改革は、5年に1度の国勢調査の結果に基づく将来推計人口の改定を受けて実施されてきたが、2004年改正によって将来推計人口...
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2006年11月25日
私的年金が強化されるドイツ年金制度
老齢所得における官と民の役割は先進各国の共通課題である。ドイツにおける公的年金中心から私的年金を含めた老齢所得財源の多様化を目指す姿勢...
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2006年09月25日
事業主が負担する年金保険料の転嫁と労働市場への影響
1.本稿では、事業主が負担する年金保険料が、税と同じように国民負担となり、労働市場に悪影響を与えるかどうかを検証する。2.理論的には、...
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2006年09月25日
英国年金制度改革の動向と保険業界の対応
英国では高齢化が進展する中、国民の老齢所得の積み立て不足が深刻な問題となっている。また私的年金制度を奨励してきた過程で年金加入者間の不...
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2006年06月25日
公的年金の給付と負担に関する通知の効果と課題
個人の老後準備や政府の年金不信解消のために、公的年金に関する通知が計画されている。本稿では、海外の事例とともに、独自のひな型を使った調...
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2006年06月25日
厚生年金制度に関する通知による30代40代の態度変化
1.公的年金制度への国民の不信が問題になって久しいが、その不信感の原因が制度に対する知識不足や理解不足であるならば、政府と国民のコミュ...
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2006年06月01日
30 代40 代の納得度を高めるための情報提供
若年層は、公的年金に対する不満や不信が強いといわれている。そこで、筆者らが、30代と40代の厚生年金加入者に「制度の仕組みや意義を説明...
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2006年05月01日
低下している公的年金制度の周知度
2004年の年金改革は、国民の関心に加え、週刊誌の特集や雑誌の別冊など年金に関する情報提供の拡大もあって大きな関心を集めた。他方、公的...
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2006年02月01日
インターネットを通じた年金加入記録の提供開始
2006年3月から、個人が、年金加入記録を社会保険庁のホームページで即時に確認できるようになる。個人にとって利便性が向上する一方、企業...
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2005年06月01日
両院合同会議の行方~スウェーデンの改革プロセスとの比較
4月から、社会保障改革に関する両院合同会議がスタートした。国民の関心が深いこの会議は、当面の議論を年金に集中して週1回ペースで開催予定...
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2005年05月25日
国民年金の未納要因
国民年金の未納問題が、なかなか改善しない。政府調査では、未納と所得との間にはっきりした関係がみられないなど、未納の原因が必ずしも明らか...
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2005年04月01日
もう1つの年金一元化
公的年金の一元化に関する議論が盛んになっているが、公的年金改革と一体的に考えられるべき私的年金の優遇措置については、あまり議論されてい...
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2005年03月01日
退職給付のメリットは従業員に理解されているか?
老後の生活に対する不安は、第1位が公的年金、第2位が退職金や企業年金となっている。これらの不安は、制度内容への理解不足から生じる漠然と...
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2004年12月01日
スウェーデンのプレミアム年金にみられる非合理的な投資行動
2000年にスタートしたスウェーデンの新公的年金制度の目玉のひとつが、プレミアム年金である。この制度は、保険料が強制徴収される公的年金...
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2004年09月25日
公的年金に対する国民の意識
従来の属性ごとに意識を分析する方法とは逆に、意識から回答者をグループ分けする方法を用いると、公的年金全般に対する信頼や不満の程度、およ...
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2004年07月01日
基礎から理解する年金改革―(4)出生率低下の影響と残された課題
2003年の合計特殊出生率が1.29と発表された。本稿では出生率の低下が改革後の制度に影響を与える仕組みを解説するとともに、留意点をい...
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2004年06月01日
基礎から理解する年金改革 ―(3)受給開始後の給付水準
これまでの2回は、年金受給を開始する時の給付水準について解説したが、今回は受給開始後の給付水準を解説する。今改革案を実施すると受給開始...
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2004年05月01日
基礎から理解する年金改革 ― (2)マクロ経済スライドと例外措置
前回は、マクロ経済スライドの適用により、年金の改定率(スライド率)が一定のルールで削減され、その結果、給付水準(モデル所得代替率)が低...
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2004年04月01日
基礎から理解する年金改革(1)給付水準50%とは何か?
本誌では、これまで公的年金改革論議のポイントについて取り上げてきたが、誌面の都合上、基本的な用語について説明が不十分だった。そこで、今...
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2004年03月25日
2004年厚生年金改革案のリスク分析
1.2004年の年金改革法案の下での厚生年金の財政予測を検証するにあたって、特定の前提を置く決定論的な方法で将来財政を予測すると、いく...
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2004年03月01日
年金改革法案が閣議決定
去る2月10日、公的年金改革法案が閣議決定された。本稿では、2002年からの経緯を振り返りながら、経済財政諮問会議や政府与党協議を経て...
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2004年01月01日
改革論議の死角有限均衡方式が示す「安心」の賞味期限
今回の改革案の目玉である「保険料固定方式」については国民のある程度は理解しているようである。一方で、9月の坂口試案以来、試算の前提とな...
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2003年09月25日
厚生年金財政の予測とリスクの分析 -保険料固定モデルの議論を中心に-
1.公的年金改正の議論に不可欠な将来の財政予測は、従来から人口や経済関連の変数についてある特定の値を組み合わせた、シナリオにもとづいて...
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2003年08月01日
改革論議の充実を目指して
■見出し1.「年金改革の骨格に関する方向性と論点」と 今後の公的年金制度 ―― 私見2.年金政策決定のあり方に関する覚書3.公的年金における...
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2003年06月01日
公的年金改革の方向性(3)― マクロ経済スライド
今回は、本シリーズの初回に紹介したマクロ経済スライドについて解説する。マクロ経済スライドは、現在と今後の受給者の双方の年金額に影響を与...
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2003年05月25日
公的年金改革案の検証
来年度の公的年金改革に向けて様々な改革案が提案されているが、これらは一定のシナリオに基づいた推計であり、将来の不確実性が年金財政に及ぼ...
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2003年05月01日
公的年金改革の方向性(2)厚生年金の適用範囲拡大
今回は、短時間労働者に対する厚生年金の適用範囲拡大について解説する。2001年の短時間労働者数は1200万人を超えており、適用範囲の拡...
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2003年04月01日
公的年金改革の方向性(1)---保険料固定方式(マクロ経済スライド)
2004年の公的年金改革へ向けて、厚生労働省は昨年12月に「年金改革の骨格に関する方向性と論点」を公表した。本シリーズでは、このうち、...
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2003年01月25日
公的年金加入者への通知
2004年の公的年金制度改正にあたり、政府は見込み年金額など加入者への情報提供を充実させる方針だという。従来、老齢年金のほか、遺族・障...
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2002年06月25日
厚生年金基金の代行返上
■目次1.はじまった「代行返上」2.代行に伴う負担の増大が背景3.代行返上を選択した基金の状況4.代行返上は正解か?■introduc...
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