2020年03月31日

「健康経営」はどう広められてきたか~全国紙に対する計量テキスト分析によるアプローチ

保険研究部 上席研究員・年金総合リサーチセンター 公的年金調査室長 兼任 中嶋 邦夫

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子

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■要旨

新型コロナウイルスの拡大防止にみられるように、従業員の健康を重視する企業経営(健康経営)が広まってきている。本稿では、従業員や家族での広まりを測る手がかりとして、全国紙における「健康経営」に関する記事を計量的に分析した。その結果、「健康経営」に関する全国紙の記事は2015年頃から増加し、近年では健康に関係する記事から経営に関係する記事へと移っている傾向が見られた。今後の継続的な掲載で、企業が従業員の健康を重視していることが従業員やその家族に広まり、健康状態の維持・向上に繋がることを期待したい。

■目次

1 ―― 問題意識
2 ―― 背景:日本における「健康経営」推進の主な動き
3 ―― 分析方法
  1|計量テキスト分析の概略
  2|本稿で用いた方法(分析時の設定)
4 ―― 分析結果
  1|該当記事数の推移
  2|頻出語の傾向
5 ―― まとめ
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保険研究部

中嶋 邦夫 (なかしま くにお)

保険研究部

村松 容子 (むらまつ ようこ)

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