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2022年度の年金額は0.4%減額。現役賃金の下落と痛み分け~年金改革ウォッチ 2022年2月号
保険研究部 上席研究員・年金総合リサーチセンター 公的年金調査室長 兼任 中嶋 邦夫
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1 ―― 先月までの動き
年金数理部会は、共済年金の2020年度の財政状況等について報告を受けた。年金広報検討会は、2022年4月開始予定の公的年金シミュレーター(公式)の開発状況等について報告を受けて議論した。年金事業管理部会は、日本年金機構の令和4年度計画の案について報告を受けて議論した。
2 ―― ポイント解説:2022年度の年金額と次期制度改正への影響
1月21日に年金額の改定が公表された。本稿ではその仕組みを概観し、次期改正への影響を考える。
1|年金額改定の仕組み:本来の改定(実質価値維持)とマクロ経済スライド(健全化策)の合算
2|次期制度改正への影響:経済界等から調整繰越撤廃と調整完全適用の要望が高まる可能性
* 年金改革ウォッチは、毎月第1火曜日に連載(祝日は休載)。
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03-3512-1859
- 【職歴】
1995年 日本生命保険相互会社入社
2001年 日本経済研究センター(委託研究生)
2002年 ニッセイ基礎研究所(現在に至る)
(2007年 東洋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了)
【社外委員等】
・厚生労働省 年金局 年金調査員 (2010~2011年度)
・参議院 厚生労働委員会調査室 客員調査員 (2011~2012年度)
・厚生労働省 ねんきん定期便・ねんきんネット・年金通帳等に関する検討会 委員 (2011年度)
・生命保険経営学会 編集委員 (2014年~)
・国家公務員共済組合連合会 資産運用委員会 委員 (2023年度~)
【加入団体等】
・生活経済学会、日本財政学会、ほか
・博士(経済学)
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