- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 年金 >
- 個人年金 >
- 「勘違い」と「わからない」の違い-金融と生命保険に関するリテラシーの多様性を考慮した分析
「勘違い」と「わからない」の違い-金融と生命保険に関するリテラシーの多様性を考慮した分析

保険研究部 上席研究員・年金総合リサーチセンター 公的年金調査室長 兼任 中嶋 邦夫
このレポートの関連カテゴリ
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
金融リテラシーの向上が、社会的な課題となっている。本稿では、(公財)生命保険文化センターが実施した「生活保障に関する調査」のリテラシー計測設問の結果を、正答か非正答かではなく正答・誤答・不明とに区分して分析し、人々のリテラシーのパターンを分類した。その結果、人々のリテラシーは誤答(勘違い)か不明(わからない)かで分類され、分類によって生活設計や経済的準備の状況が違うことが分かった。
■目次
1 ――― 問題意識
1| 社会的な課題
2| 研究上の課題(先行研究の概観と本稿の位置づけ)
2 ――― データの概観と分析方法の概要
1| サンプル設計
2| リテラシーを計測する設問
3| 各設問への回答状況
4| 設問間の相関関係
5| 回答パターンによるグループ分け(分類)
3 ――― 分析結果
1| 分類結果の特徴
2| 分類と正答数との関係
3| 分類と主観的なリテラシーとの関係
4| 分類と客観的な属性との関係
5| 分類と経済的な準備状況との関係
4 ――― 総括と考察
1| 分析結果の総括
2| 今後の研究課題
補論:他のクラス数での分類結果
* この研究は、平成29年度厚生労働科学研究費補助金(政策科学総合研究事業(政策科学推進研究事業))「公私年金の連携に注目した私的年金の普及と持続可能性に関する国際比較とエビデンスに基づく産学官の横断的研究」(H29-政策-一般-002)の一環である。
(2018年03月28日「基礎研レポート」)
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1859
- 【職歴】
1995年 日本生命保険相互会社入社
2001年 日本経済研究センター(委託研究生)
2002年 ニッセイ基礎研究所(現在に至る)
(2007年 東洋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了)
【社外委員等】
・厚生労働省 年金局 年金調査員 (2010~2011年度)
・参議院 厚生労働委員会調査室 客員調査員 (2011~2012年度)
・厚生労働省 ねんきん定期便・ねんきんネット・年金通帳等に関する検討会 委員 (2011年度)
・生命保険経営学会 編集委員 (2014年~)
・国家公務員共済組合連合会 資産運用委員会 委員 (2023年度~)
【加入団体等】
・生活経済学会、日本財政学会、ほか
・博士(経済学)
中嶋 邦夫のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/03/11 | 高齢期に働く際の年金減額は、金持ち優遇批判等に配慮しつつ対象縮小へ~年金改革ウォッチ 2025年3月号 | 中嶋 邦夫 | 保険・年金フォーカス |
2025/03/05 | 次期年金改革案(調整期間の一致)を避けた場合に起きる問題 | 中嶋 邦夫 | ニッセイ年金ストラテジー |
2025/02/12 | パート労働者への厚生年金の適用は、2027年から徐々に再拡大へ~年金改革ウォッチ 2025年2月号 | 中嶋 邦夫 | 保険・年金フォーカス |
2025/01/14 | 基礎年金の給付調整の早期終了などは政府での検討に持ち越し~年金改革ウォッチ2025年1月号 | 中嶋 邦夫 | 保険・年金フォーカス |
新着記事
-
2025年03月21日
東南アジア経済の見通し~景気は堅調維持、米通商政策が下振れリスクに -
2025年03月21日
勤務間インターバル制度は日本に定着するのか?~労働時間の適正化と「働きたい人が働ける環境」のバランスを考える~ -
2025年03月21日
医療DXの現状 -
2025年03月21日
英国雇用関連統計(25年2月)-給与(中央値)伸び率は5.0%まで低下 -
2025年03月21日
宇宙天気現象に関するリスク-太陽フレアなどのピークに入っている今日この頃
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
【「勘違い」と「わからない」の違い-金融と生命保険に関するリテラシーの多様性を考慮した分析】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
「勘違い」と「わからない」の違い-金融と生命保険に関するリテラシーの多様性を考慮した分析のレポート Topへ