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2023年度の年金額は、なぜ目減り?-シリーズ 年金問題のタテとヨコ:ザックリつかんでスッキリ整理!?

保険研究部 主席研究員・年金総合リサーチセンター 公的年金調査部長 兼任 中嶋 邦夫
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2023年度の年金額は、物価上昇を反映して3年ぶりに増額されるが、実質的には目減りすることになった。本稿では、目減りの仕組みと背景、効果や影響を概説する。
■目次
はじめに
1 ―― 目減りの仕組み:物価や賃金の伸び率から「調整率」を控除
2 ―― 目減りの背景:少子化・長寿化と保険料の引上げ停止
1|背景1:少子化と長寿化が進展
2|背景2:2017年から保険料の引上げが停止
3 ―― 目減りの効果:年金財政の健全化と世代間不公平の改善
1|効果1:年金財政の健全化が進展
2|効果2:世代間不公平の改善
4 ―― 目減りの影響:年金受給世帯が相対的貧困になる可能性が上昇
5 ―― 総括:年金額の改定を機に、現役世代と高齢世代の相互理解を期待
(2023年01月24日「基礎研レポート」)
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03-3512-1859
- 【職歴】
1995年 日本生命保険相互会社入社
2001年 日本経済研究センター(委託研究生)
2002年 ニッセイ基礎研究所(現在に至る)
(2007年 東洋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了)
【社外委員等】
・厚生労働省 年金局 年金調査員 (2010~2011年度)
・参議院 厚生労働委員会調査室 客員調査員 (2011~2012年度)
・厚生労働省 ねんきん定期便・ねんきんネット・年金通帳等に関する検討会 委員 (2011年度)
・生命保険経営学会 編集委員 (2014年~)
・国家公務員共済組合連合会 資産運用委員会 委員 (2023年度~)
【加入団体等】
・生活経済学会、日本財政学会、ほか
・博士(経済学)
中嶋 邦夫のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
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