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基礎年金は大丈夫か?~ 特例水準解消を先送りしたツケの行き先 ~
保険研究部 上席研究員・年金総合リサーチセンター 公的年金調査室長 兼任 中嶋 邦夫
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■見出し
1 ―― 解消の遅れで、将来の基礎年金がさらに低下。一方で厚生年金は給付低下が軽減。
2 ―― 基礎年金がもつ2面性が背景
3 ―― 基礎年金の存在意義や財源手当について、改めて議論が必要ではないか
■introduction
去る8月10日に、消費税率の引上げを柱とする社会保障と税の一体改革関連法案が参議院でも可決され、成立した。早くもいくつかの法律は公布・施行されているが、年金制度における喫緊の課題である「特例水準の解消」は、未だ衆議院で審議が棚上げになったままだ。
特例水準解消の先送りはいわばツケの先送りであり、将来のさらなる給付削減を招く要因となる。このことへの理解は広がりつつあるが、注意しなければならないのは、その影響が基礎年金に集中する点だ。基礎年金は、全加入者に共通した基礎的な給付という側面と同時に、自営業等にとっては唯一の公的年金であるという2面性を持つ。この複雑な課題をどう解決していくのか、今後議論を深める必要があろう。
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03-3512-1859
(2012年09月03日「保険・年金フォーカス」)
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