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外国人人口や外国人比率は、前回ベースの約2倍に増加する見込み-新しい将来推計人口を読む(4) 外国人人口や外国人比率への影響
保険研究部 上席研究員・年金総合リサーチセンター 公的年金調査室長 兼任 中嶋 邦夫
4月26日に公表された新しい将来推計人口は複雑な結果となった。本稿では、社会保障審議会年金部会でも話題になり、今回の推計で最大の特徴とも言える、外国人の入国超過、すなわち海外からの人口流入に着目し、前回と比べて仮定が倍増した背景と、仮定の変化に伴う外国人人口や外国人比率への影響を確認する。
■目次
1 ―― 本稿の問題意識:複雑な将来推計人口を読み解く
2 ―― 推計の仮定と外国人の出入国の状況:長期的に流入増の傾向だが、今回は現状横ばいと仮定
1|今回の推計の仮定
:近年の高水準を反映して、直近5年間の平均人数を20年間適用
2|出入国状況から見た評価
:コロナ禍前の入国増ペースが戻れば、今回の仮定より上振れの可能性
3 ―― 外国人人口や外国人比率への影響:人口は一定程度でピークを迎えるが、比率は上昇継続
1|本稿での外国人人口や外国人比率の見方:諸外国と同様に、3とおりの仮定を比較
2|年齢区分別の状況
:外国人人口は一定程度でピークを迎えるが、比率は日本人の減少で上昇継続
4 ―― 総括:外国人人口や外国人比率は、長期的には前回ベースの約2倍に増加する見込み
03-3512-1859
- 【職歴】
1995年 日本生命保険相互会社入社
2001年 日本経済研究センター(委託研究生)
2002年 ニッセイ基礎研究所(現在に至る)
(2007年 東洋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了)
【社外委員等】
・厚生労働省 年金局 年金調査員 (2010~2011年度)
・参議院 厚生労働委員会調査室 客員調査員 (2011~2012年度)
・厚生労働省 ねんきん定期便・ねんきんネット・年金通帳等に関する検討会 委員 (2011年度)
・生命保険経営学会 編集委員 (2014年~)
・国家公務員共済組合連合会 資産運用委員会 委員 (2023年度~)
【加入団体等】
・生活経済学会、日本財政学会、ほか
・博士(経済学)
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