- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 年金 >
- 公的年金 >
- 海外からの人口流入で、当面は前回より現役世代が増える見通し-新しい将来推計人口を読む(2) 海外からの人口流入の影響
海外からの人口流入で、当面は前回より現役世代が増える見通し-新しい将来推計人口を読む(2) 海外からの人口流入の影響
保険研究部 上席研究員・年金総合リサーチセンター 公的年金調査室長 兼任 中嶋 邦夫
4月26日に公表された新しい将来推計人口は複雑な結果となった。本稿では、このうち外国人の入国超過、すなわち海外からの人口流入に着目して、推計の仮定や結果を確認する。
■目次
1 ―― 本稿の問題意識:複雑な将来推計人口を読み解く
2 ―― 推計の仮定
:高水準へ移行したと見られる2016~2019年の入国超過数が、2040年まで継続
1|人口流入の仮定方法:今回から、直近5年間の平均人数を20年間適用
2|今回の仮定:近年の高水準を反映して、前回の2倍を超える約16万人と設定
3 ―― 推計の結果
:海外からの流入増加で、前回推計より現役世代の人口が増加(減少の抑制)
1|15~64歳人口
:海外からの流入増加で、前回推計より増加するが、将来は出生減の影響が出現
2|65歳以上人口
:海外から流入した人々の高齢化により、推計期間の後半で前回推計より増加
3|15歳未満人口
:海外からの流入増加の影響は限定的
4 ――― 総括:海外からの流入増で現役世代は前回より増えるが、
海外から流入した人々の将来的な高齢化や日本人の出生減の影響に要注意
03-3512-1859
- 【職歴】
1995年 日本生命保険相互会社入社
2001年 日本経済研究センター(委託研究生)
2002年 ニッセイ基礎研究所(現在に至る)
(2007年 東洋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了)
【社外委員等】
・厚生労働省 年金局 年金調査員 (2010~2011年度)
・参議院 厚生労働委員会調査室 客員調査員 (2011~2012年度)
・厚生労働省 ねんきん定期便・ねんきんネット・年金通帳等に関する検討会 委員 (2011年度)
・生命保険経営学会 編集委員 (2014年~)
・国家公務員共済組合連合会 資産運用委員会 委員 (2023年度~)
【加入団体等】
・生活経済学会、日本財政学会、ほか
・博士(経済学)
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年03月29日
人的資本経営の実践に資するオフィス戦略の在り方-メインオフィスは人的資本経営実践のためのプラットフォームに -
2024年03月29日
晩年に関する不安~老後とその先の不安には「近居」が“程よい距離感” -
2024年03月29日
急速に導入が進むインドの再生可能エネルギー~2030年の国際公約達成を狙える位置に -
2024年03月29日
身体活動基準2023~座位行動時間、筋トレに関する指針が追加 -
2024年03月29日
鉱工業生産24年2月-不正問題の影響で自動車生産が一段と落ち込む
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
-
2023年04月27日
News Release
【海外からの人口流入で、当面は前回より現役世代が増える見通し-新しい将来推計人口を読む(2) 海外からの人口流入の影響】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
海外からの人口流入で、当面は前回より現役世代が増える見通し-新しい将来推計人口を読む(2) 海外からの人口流入の影響のレポート Topへ