2021年06月01日

年金改革ウォッチ 2021年6月号~ポイント解説:将来見通しの発射台(積立金の初期値)

保険研究部   主席研究員・年金総合リサーチセンター 公的年金調査部長 兼任

中嶋 邦夫 (なかしま くにお)

研究・専門分野
公的年金財政、年金制度全般、家計貯蓄行動

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■要旨

1 ―― 先月までの動き

年金数理部会では、国家公務員共済組合、地方公務員共済組合、私立学校教職員共済制度の令和元年度の財政状況が報告された。同部会は、報告書の公表に向けて作業班で分析を進める予定である。

2 ―― ポイント解説:将来見通しの発射台(積立金の初期値)

3~4月の年金数理部会では、公的年金の2019年度の財政状況を分析するため、公的年金の各実施機関から報告を受けた。本稿では、同部会が昨年12月に公表した将来見通しに関する報告書で課題の1つになっていた将来見通しの発射台(積立金の初期値)について、課題や現状と方向性を確認する。

 1|課題:積立金の初期値も仮定の1つ。2014年の見通しでは実績と大きなずれ
 2|現状:2019年の見通しではほぼ一致だが 変動大
 3|方向性:初期値の平滑化と算定基礎の見直し
 
* 年金改革ウォッチは、毎月第1火曜日に連載(祝日は休載)。

(2021年06月01日「保険・年金フォーカス」)

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