2021年07月01日

ジェロントロジー対談~各領域における実装へ

生活研究部 准主任研究員・ジェロントロジー推進室兼任   坊 美生子

MaaS、CASE 高齢化問題(全般) などの記事に関心のあるあなたへ

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私たち一人ひとりが、安心して“人生100年時代”を過ごしていくためには、社会の様々な領域において、ジェロントロジーの知識や視点を活用し、制度やサービスを見直していくことが必要になります。そのため、このコーナーでは、各領域で、超高齢社会にふさわしい先進的な取り組みを行っている企業や行政、大学関係者の皆様と、ニッセイ基礎研究所の研究員が対談を実施し、新しい制度やサービス、デザイン等のあるべき姿について、考えていきます。

 

ジェロントロジー対談レポート一覧

2021年08月06日 MaaSは超高齢社会の移動問題を解決するか
~バス会社「みちのりホールディングス」の取り組みから考える~
  地方の公共交通を活性化する切り札の一つとして、MaaS(Mobility as a service)に注目が集まっている。MaaS実現による市場開拓を狙って、移動分野に新規参入する企業も相次いでいる。しかし、MaaSが本当に実用化できるのか、社会問題解決につながるのか、という点については、検証が進んでいない。東北や関東でバス事業などを展開する「みちのりホールディングス」グループが、茨城県日立市で2019年度から継続しているMaaSの実証実験について経過をみてみると、高齢者によるスマホ利用の壁、他の交通事業者のオープンデータ化の壁など、様々な課題が見えてきた。
 
2021年10月01日 過疎地において自動運転サービスは持続可能か(上)
レベル3の最前線・福井県永平寺の取組みから~
  国内外で、巨大IT企業や大手自動車メーカーによる自動運転車両の開発が激化しているが、公道を無限定に走行する技術的難しさから、近年、注目が集まっているのが、限定された路線を走行するバスなどの「サービスカー」に自動運転を実装することである。このサービスカーの領域において、2021年3月、全国で初めて、公道における無人自動運転(レベル3)を実現したのが、人口2万人に満たない福井県永平寺町である。それを進めてきたのが河合永光町長である。同町では、地中の電磁誘導線に沿って走るというアナログな技術、最高時速12kmという低速カート、歩行者自転車専用道路という限定空間を用いたことによって、実装において日本の最前線を走っている。
 
2021年10月01日 過疎地において自動運転サービスは持続可能か(下)
~レベル3の最前線・福井県永平寺の取組みから~
  福井県永平寺町では、全国に先駆けて自動運転に取り組んだことで、交通・自動車関係の様々な企業や研究者などが集まるようになり、地域にMaaS会議が誕生した。そこで地域交通について話し合ううちに、デマンド型乗合タクシーの取組みが始まった。住民がドライバーとなり、高齢者を送迎する仕組みである。これが順調に利用されるようになり、地域のつながりや交流が盛んになってきた。自動運転がもたらした波及効果である。将来的には、デマンド型乗合タクシーを他地域にも広げ、運用しながら、自動運転との連携方法を探っていく考えである。
 

参考情報

MaaS(Mobility as a Service、マース)

国土交通省は「スマホアプリ又はwebサービスにより、地域住民や旅行者一人一人のトリップ単位での移動ニーズに応じて、複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを最適に組み合わせて検索・予約・決済等を一括で行うサービス」と定義している。2016年にフィンランドで始まったサービスが、先進例とされている。国内では2018年頃から注目が集まり、政府の成長戦略「未来投資戦略2018」の中に、変革をけん引力する「フラッグシップ・プロジェクト」として盛り込まれた。国土交通省と経済産業省は、同年度以降、全国80地域の実証実験を支援対象とし、取り組みを推進している。
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生活研究部   准主任研究員・ジェロントロジー推進室兼任

坊 美生子 (ぼう みおこ)

研究・専門分野
ジェロントロジー、交通政策・移動サービス、労働

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【ジェロントロジー対談~各領域における実装へ】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

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