- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 保険 >
- 欧米保険事情 >
- 欧米生保市場定点観測(毎月第二火曜日発行) 米国の個人年金―変額年金の販売縮小と指数連動型年金の増大―
欧米生保市場定点観測(毎月第二火曜日発行) 米国の個人年金―変額年金の販売縮小と指数連動型年金の増大―
■要旨
米国の個人年金市場では2012年以降、変額年金が微減傾向に、定額年金が増加傾向にある。両者を合わせた個人年金全体の販売額は増加基調にあるものの、いまだに2008年のピークを上回れない状況が続いている。
生存給付保証特約のリスク管理の不備が問題化した金融危機以降、米国生保会社は生存給付保証特約付きの変額保険販売に抑制的になった。このため、2012年~2014年には、株式市況回復にもかかわらず変額年金の販売額が減少した。
一方、定額年金においては、その一類型に分類される指数連動型年金が成長を牽引している。指数連動型年金の販売好調を後押ししているのは、変額年金におけるものと類似の生存給付保証特約である。
近時の指数連動型年金の好調には、変額年金の主たる提供者である大手生保会社が変額年金の提供を抑制している状況下、これに代わって外資等の新興勢力が生存給付保証特約付きの指数連動型年金を提供して、好調な株式市況の成果を享受したいという消費者ニーズを積極的に吸収しているという側面もある。
(2015年04月14日「基礎研レター」)
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年05月07日
インドネシア経済:24年1-3月期の成長率は前年同期比+5.11%~選挙関連支出が消費を押し上げ、2期連続の5%成長 -
2024年05月07日
成長と分配の好循環に不可欠な中小企業の復活 -
2024年05月07日
ドリームジャンボの期待2024-能登半島地震の被災地支援に向けて -
2024年05月07日
ユーロ圏失業率(2024年3月)-失業率は6.5%で横ばい推移 -
2024年05月07日
マクドナルドにサラダは必要か-2つのケースから見るマクドナルドとサラダ
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【欧米生保市場定点観測(毎月第二火曜日発行) 米国の個人年金―変額年金の販売縮小と指数連動型年金の増大―】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
欧米生保市場定点観測(毎月第二火曜日発行) 米国の個人年金―変額年金の販売縮小と指数連動型年金の増大―のレポート Topへ