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- 米住宅着工・許可件数(24年8月)-着工件数は前月、市場予想を上回る。住宅ローン金利の低下が住宅需要に追い風
2024年09月19日
1.結果の概要:住宅着工、許可件数ともに市場予想を上回る
2.結果の評価:戸建て着工件数が6ヵ月ぶりに回復
住宅着工件数の伸びは前月比+9.6%(前月:▲6.9%)と前月からプラスに転じた(図表3)。集合住宅が▲4.2%(前月:+9.8%)と前月からマイナスに転じた一方、戸建てが+15.8%(前月:▲12.8%)と6ヵ月ぶりにプラスに転じて着工件数全体を押し上げた(図表4)。
前年同月比は+3.9%(前月:▲16.0%)と2桁の落ち込みとなった前月からプラスに転じた。内訳をみると、戸建てが+5.2%(前月:▲14.2%)、集合住宅が+0.6%(前月:▲19.8%)といずれも前月からプラスに転じた。
地域別寄与度(前月比)は、北東部が▲3.6%ポイント(前月:+3.1%ポイント)と前月からマイナスに転じた一方、中西部が+3.8%ポイント(前月:▲0.9%ポイント)、南部が+8.1%ポイント(前月:▲7.6%ポイント)といずれも前月からプラスに転じたほか、西部も+1.3%ポイント(前月:▲1.5%ポイント)と3ヵ月ぶりにプラスに転じた。当月はとくに南部の増加幅が大きくなっているが、ハリケーン・ベリルの影響で7月に大きく落ち込んだ反動とみられる。
前年同月比は+3.9%(前月:▲16.0%)と2桁の落ち込みとなった前月からプラスに転じた。内訳をみると、戸建てが+5.2%(前月:▲14.2%)、集合住宅が+0.6%(前月:▲19.8%)といずれも前月からプラスに転じた。
地域別寄与度(前月比)は、北東部が▲3.6%ポイント(前月:+3.1%ポイント)と前月からマイナスに転じた一方、中西部が+3.8%ポイント(前月:▲0.9%ポイント)、南部が+8.1%ポイント(前月:▲7.6%ポイント)といずれも前月からプラスに転じたほか、西部も+1.3%ポイント(前月:▲1.5%ポイント)と3ヵ月ぶりにプラスに転じた。当月はとくに南部の増加幅が大きくなっているが、ハリケーン・ベリルの影響で7月に大きく落ち込んだ反動とみられる。
一方、全米建設業協会(NAHB)による戸建て新築住宅販売のセンチメントを示す住宅市場指数は、9月が41(前月:39)と5ヵ月ぶりに改善し、市場予想(41)に一致した(図表7)。
内訳は販売現況が45(前月:44)、販売見込みが53(前月:49)、客足が27(前月:25)とそれぞれ前月から改善した。とくに、販売見込みの改善幅が大きくなっており、建設業者の回復期待が高まっている状況を示した。
NAHBのカール・ハリス会長は「金利低下のおかげで、住宅建設業者は24年5月以来初めて、将来の新築住宅販売について前向きな見通しをもっている」と述べており、住宅ローン金利の低下に伴う今後の住宅市場の回復に期待を示した。実際に、足元の住宅ローン金利は30年固定で6.3%と23年4月以来の水準に低下しており、住宅需要には追い風になっている。
内訳は販売現況が45(前月:44)、販売見込みが53(前月:49)、客足が27(前月:25)とそれぞれ前月から改善した。とくに、販売見込みの改善幅が大きくなっており、建設業者の回復期待が高まっている状況を示した。
NAHBのカール・ハリス会長は「金利低下のおかげで、住宅建設業者は24年5月以来初めて、将来の新築住宅販売について前向きな見通しをもっている」と述べており、住宅ローン金利の低下に伴う今後の住宅市場の回復に期待を示した。実際に、足元の住宅ローン金利は30年固定で6.3%と23年4月以来の水準に低下しており、住宅需要には追い風になっている。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2024年09月19日「経済・金融フラッシュ」)
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経歴
- 【職歴】
1991年 日本生命保険相互会社入社
1999年 NLI International Inc.(米国)
2004年 ニッセイアセットマネジメント株式会社
2008年 公益財団法人 国際金融情報センター
2014年10月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
窪谷 浩のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
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