- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 保険 >
- 欧米保険事情 >
- コロナ禍を契機に増勢に転じられるか 米国生保会社の個人生命保険販売-コロナ禍は停滞していた米国生保販売の起爆剤となるか-
2021年11月10日
コロナ禍を契機に増勢に転じられるか 米国生保会社の個人生命保険販売-コロナ禍は停滞していた米国生保販売の起爆剤となるか-
このレポートの関連カテゴリ
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■要旨
リムラの調査結果において、2021年1-6月期の個人生命保険新契約販売件数は、1983年以来最高の伸びを記録した。
また2021年第2四半期の個人生命保険の年換算新契約保険料は1987年第3四半期以降で最大の増加となった。
コロナ前には新契約販売件数が対前年でマイナスすることが常態化していたが、パンデミックを機に、そうした状況は改善している。年換算新契約保険料も大きな進展を見せ始めた。
販売チャネルにおいても、パンデミック禍中に台頭したオンラインチャネルが一定のプラス成長を続ける一方で、多くの対面販売チャネルが復活してきている。
米国生保の個人生命保険販売は、コロナ前の平常時の状態にもどっただけでなく、コロナを契機に生命保険の必要性を認識した人が増え、適切に対応すれば従来の停滞を抜け出しえる大事な局面を迎えている。
■目次
はじめに
1――販売業績の概観
年換算新契約保険料の増減率
新契約販売件数の増減率
リムラのコメントから
2――販売チャネルに見る新機軸の定着と平時への回復
3――さいごに
リムラの調査結果において、2021年1-6月期の個人生命保険新契約販売件数は、1983年以来最高の伸びを記録した。
また2021年第2四半期の個人生命保険の年換算新契約保険料は1987年第3四半期以降で最大の増加となった。
コロナ前には新契約販売件数が対前年でマイナスすることが常態化していたが、パンデミックを機に、そうした状況は改善している。年換算新契約保険料も大きな進展を見せ始めた。
販売チャネルにおいても、パンデミック禍中に台頭したオンラインチャネルが一定のプラス成長を続ける一方で、多くの対面販売チャネルが復活してきている。
米国生保の個人生命保険販売は、コロナ前の平常時の状態にもどっただけでなく、コロナを契機に生命保険の必要性を認識した人が増え、適切に対応すれば従来の停滞を抜け出しえる大事な局面を迎えている。
■目次
はじめに
1――販売業績の概観
年換算新契約保険料の増減率
新契約販売件数の増減率
リムラのコメントから
2――販売チャネルに見る新機軸の定着と平時への回復
3――さいごに
(2021年11月10日「保険・年金フォーカス」)
このレポートの関連カテゴリ
松岡 博司のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2024/03/13 | 英国生保市場の構造変化-年金事業への傾斜がもたらした繁忙とプレーヤーの変化- | 松岡 博司 | 基礎研レポート |
2024/03/12 | 主要国の生保相互会社の状況-各国で株式会社と相互会社の競争と共存が定常化-デジタル化等の流れを受けた新しい萌芽も登場- | 松岡 博司 | 基礎研レポート |
2023/09/05 | コロナパンデミック前後の英国生保市場の動向(1)-年金を中核事業とする生保業績- | 松岡 博司 | 保険・年金フォーカス |
2023/07/19 | インド生保市場における 生保・年金のオンライン販売の動向-デジタル化を梃子に最先端を目指す動き- | 松岡 博司 | 保険・年金フォーカス |
新着記事
-
2025年03月18日
今週のレポート・コラムまとめ【3/11-3/17発行分】 -
2025年03月17日
「共に民主党」の李在明代表の大統領の夢はどうなるのか?-尹錫悦大統領の釈放で政局は不透明な状況へと突入- -
2025年03月17日
あなたはイカサマサイコロを見抜けますか? -
2025年03月17日
欧州経済見通し-緩慢な回復、取り巻く不確実性は大きい -
2025年03月17日
アンケート調査から読み解く物流施設利用の現状と方向性(2)~倉庫管理システムと冷蔵・冷凍機能を拡充。地震対策・電源確保と自動化が一層進む。従業員の健康配慮を重視。
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
-
2024年04月02日
News Release
【コロナ禍を契機に増勢に転じられるか 米国生保会社の個人生命保険販売-コロナ禍は停滞していた米国生保販売の起爆剤となるか-】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
コロナ禍を契機に増勢に転じられるか 米国生保会社の個人生命保険販売-コロナ禍は停滞していた米国生保販売の起爆剤となるか-のレポート Topへ