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妊婦加算は廃止~すべての患者について紹介先からの情報連携を評価

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子
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2018年4月に導入された「妊婦加算」が、わずか9か月で2019年1月以降凍結されていたが、今般正式に廃止が決まった。
凍結当初は、加算要件を厳格化し、改めて国民に周知を行った上で、2020年4月に制度の形や名称を変えて復活するといった話もあった。しかし、最終的には、妊婦加算やそれに類する加算項目は廃止され、妊婦に限らずすべての患者を対象として、紹介先の医療機関が紹介元の医療機関に治療情報を提供する場合に診療報酬で評価することとなった。
本稿では、妊婦加算凍結の経緯と、新たな評価が導入される経緯、妊婦加算がもたらした影響について振り返りたい。
■目次
1――妊婦加算とは、どういう制度だったか
1|加算の背景
2|加算の内容
2――凍結・廃止の経緯
3――新たな加算では、すべての患者について、
紹介元の医療機関に治療情報を提供する場合を評価
1|「妊産婦に対する保健・医療体制の在り方に関する検討会」での議論
2|新たな制度
4――「妊婦加算」議論がもたらしたもの
(2020年02月27日「基礎研レター」)

03-3512-1783
- 【職歴】
2003年 ニッセイ基礎研究所入社
村松 容子のレポート
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