2020年02月04日

若年女性のヘルスリテラシーと妊娠や出産、不妊治療に関する情報源

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子

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■要旨

女性の社会進出とともに、多くの若年女性が月経に関連するトラブル、その他生殖器の疾患等の健康課題を抱えながら就労している。こういった女性特有の疾患や症状は、人に相談をしにくいという特性から、まずは、インターネット等で情報を収集することが一般的となっている。

近年、女性特有の疾患や妊娠・出産、不妊症等の体験談をはじめ、疾病に関する話題がインターネットや雑誌等にあふれている。しかし、リテラシーが不足している場合は、そういった多くの情報に関心がなかったり、正しい情報を選べない可能性がある。そこで本稿では、妊娠や出産、不妊治療に関する情報利用を例に、女性のヘルスリテラシーの高低による情報利用の違いを確認する。

■目次

1――はじめに
2――女性のヘルスリテラシー分布
3――リテラシー別の妊娠や出産、不妊治療に関する情報源
  1|若年女性が利用する情報源
   ~「インターネット上のサイト」が最多。「情報に接することはない」も多い。
  2|女性のヘルスリテラシー「高」はあらゆる情報を活用
4――リテラシー「低」の情報収集力や症状を説明する力はとても低い
5――おわりに
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保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

村松 容子 (むらまつ ようこ)

研究・専門分野
健康・医療、生保市場調査

経歴
  • 【職歴】
     2003年 ニッセイ基礎研究所入社

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