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就労世代の熱中症リスクと生活習慣~レセプトデータと健診データを使った分析
保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子
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まもなく熱中症が心配される季節になる。
熱中症による救急搬送者の増加は広く知られているが、自ら医療機関を受診した人の実態については十分に把握されていない。
本稿では、健康診断データとレセプトデータを用いて、2018年に熱中症で受診した人の数を推計し、就労世代における受診に関連する生活習慣を分析した。
その結果、運動習慣がある人や、睡眠による休養が十分に取れていない人は、熱中症で受診する割合が高い傾向が見られた。
今後、熱中症リスクを高める要因について、さらなるデータの蓄積と分析が求められる。
■目次
1――熱中症を引き起こす要因のうち、「からだ」に関する情報は少ない
2――レセプトデータを使った熱中症受診状況の分析
3――2018年における熱中症による受診者数は推計60万人
4――熱中症受診が多いのは「女性」「睡眠による休養が取れていない」「運動習慣がある」
5――熱中症予防に向けて情報が蓄積されることを期待
(2025年03月28日「基礎研レポート」)
03-3512-1783
- 【職歴】
2003年 ニッセイ基礎研究所入社
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