米国生保市場で、個人生命保険オンライン販売の進展に寄与するインシュアテック企業　|ニッセイ基礎研究所

米国生保市場で、個人生命保険オンライン販売の進展に寄与するインシュアテック企業

■要旨

米国生保市場では、「個人向け生命保険商品の消費者へのオンライン販売」を目指す動きの中で、生保会社とインシュアテック企業の協業関係が築かれつつある。

本レポートでは、それらのうちの３つの事例を見る。

生保会社SBLIは、ダイレクトマーケティングとeコマース強化の一環として、近年、複数のインシュアテック企業（Lifefy、Afficiency、Sprout、Quility、Plum Life）との間で、オンライン販売につながる提携を、順次、積極的に推し進めている。

インシュアテック企業Bestowは、他のインシュアテック企業（Lemonade、Tomorrow）との提携、および生保会社（Centurion Life Insurance Company）の買収を実行した。
生保会社Prudentialは、インシュアテック企業Assurance IQを買収し、Assurance IQのプラットフォーム上で、自社の定期保険を販売している。

米国において、インシュアテック企業は、確実に、生保事業の革新と進化に貢献している。

こうした動きはやがて、わが国生保市場にも波及してくることと思われる。

■目次

はじめに
1――生保会社SBLIに見る生保会社とインシュアテック企業のパートナーシップの例
2――インシュアテック企業Bestowに見る他のインシュアテック企業との提携、および
　　生保会社Centurion Life Insurance Companyの買収
3――生保会社Prudentialによるインシュアテック企業Assurance IQの買収
さいごに

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