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株式以外のESG投資~ESG投資を全資産で考える~
金融研究部 取締役 研究理事 兼 年金総合リサーチセンター長 兼 ESG推進室長 德島 勝幸
ESG投資は、必ずしも株式投資の領域のみに限定されるものではない。債券領域においては、グリーンボンド等SDGs債券の発行が増加している。また、伝統的な投資対象以外としてオルタナティブ投資に分類される中でも、不動産やプライベートエクイティのように、エクイティ性を有する投資の場合には、ESG要素を考慮した投資を行うことが十二分に可能だろう。
そもそもESG投資を特定の資産領域に限ることなく、資産運用全体に適合する理念として考えることが、より長期的な観点からの投資やサステナビリティを意識した投資に繋がるものと期待できる。タイムホライズンの長い生命保険や年金といった資金の運用において、長期から超長期の視点は資金特性に合致するものであり、投資対象全体に対してESG要素を意識することが適切であると考えられる。
ESG投資は多くの投資家が当然のことであり所与のものであると理解するようになれば、殊更に超過収益の源泉であると考えたり、ファンドの名称にESGを冠したりする必要もなくなるものと考えられる。
■目次
1――はじめに
2――ESG投資は伝統的な資産配分の枠組みにそぐわない
3――ESG投資は資産全体に適用できる
4――債券領域におけるESG投資への取組み
5――資産全体にかかるESG投資の意味合い

03-3512-1845
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