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がんに関する知識とがん検診受診率・がんに関する備え

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子
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がんと診断される人は増加している。検査技術の発展による早期発見の増加や医療技術の進歩により、がん患者の生存率は向上していることや、通院しながら治療を受ける患者が増えていることから、近年、がん治療を続けながら日常生活を送る人が増えている。
こういった状況を背景に、国では「がん対策推進基本計画」や「働き方改革実行計画」に基づき、がん検診受診の推奨や、治療と仕事の両立を社会的にサポートするための環境整備に取り組んでいる。しかし、二次予防として推進されているがん検診については、受診率は徐々に向上してきたものの国が目標としている50%には至っていない。
そこで本稿では、人々は、がんについてどの程度の情報を知っているのか。知っている情報によって、がん検診の受診やがん罹患時の備えに違いはあるかについてニッセイ基礎研究所がおこなったアンケート調査の結果から紹介する。
■目次
1――はじめに
2――がん検診の実態
3――がんに関する情報の認知
1|がんについて、どういう情報を知っているか
2|認知する情報とがん検診受診率
3|認知する情報とがんへの備えに対する考え方
4――おわりに
(2024年12月20日「基礎研レポート」)

03-3512-1783
- 【職歴】
2003年 ニッセイ基礎研究所入社
村松 容子のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/02/12 | がん検診で「要精密検査」は何%? | 村松 容子 | 基礎研レター |
2025/01/28 | 保障ニーズを知ることの意義:生命保険 能動的加入者の視点から | 村松 容子 | 保険・年金フォーカス |
2024/12/20 | がんに関する知識とがん検診受診率・がんに関する備え | 村松 容子 | 基礎研レポート |
2024/12/03 | 働くうえで性別による不利益や得を経験したことがあるか~男性は若年ほど「不利益」を経験。中高年以上女性の「不利益」は解消されないままか | 村松 容子 | 基礎研レポート |
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