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- 雇用関連統計24年6月-就業者数(季節調整値)が過去最高に
2024年07月30日
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1.失業率は前月から0.1ポイント低下の2.5%
雇用者数(役員を除く)は前年に比べ19万人増(5月:同17万人増)と28ヵ月連続で増加した。雇用形態別にみると、正規の職員・従業員数が前年差31万人増(5月:20万人増)と8ヵ連続で増加したが、非正規の職員・従業員数が前年差12万人減(5月:同4万人減)と2ヵ月連続で減少した。
2.求人数の減少が続く
厚生労働省が7月30日に公表した一般職業紹介状況によると、24年6月の有効求人倍率は前月から0.01ポイント低下の1.23倍(QUICK集計・事前予想:1.24倍、当社予想も1.24倍)となった。有効求人数が前月比▲0.1%の減少となる一方、有効求職者数が同0.6%の増加となったことが求人倍率の低下につながった。
有効求人倍率の先行指標である新規求人倍率は前月から0.10ポイント上昇の2.26倍となった。新規求人数が前月比▲0.2%の減少、新規求職申込件数が同▲4.8%の減少となった。
新規求人数は前年比▲9.4%(5月:同▲0.6%)と10ヵ月連続で減少した。産業別には、建設業(前年比▲12.8%)、製造業(同▲14.6%)、宿泊・飲食サービス業(同▲10.1%)、生活関連サービス・娯楽業(同▲13.7%)など、軒並み前年比で二桁の大幅減少となった。
有効求人倍率の先行指標である新規求人倍率は前月から0.10ポイント上昇の2.26倍となった。新規求人数が前月比▲0.2%の減少、新規求職申込件数が同▲4.8%の減少となった。
新規求人数は前年比▲9.4%(5月:同▲0.6%)と10ヵ月連続で減少した。産業別には、建設業(前年比▲12.8%)、製造業(同▲14.6%)、宿泊・飲食サービス業(同▲10.1%)、生活関連サービス・娯楽業(同▲13.7%)など、軒並み前年比で二桁の大幅減少となった。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2024年07月30日「経済・金融フラッシュ」)
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03-3512-1836
経歴
- ・ 1992年:日本生命保険相互会社
・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
・ 2019年8月より現職
・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2018年~ 統計委員会専門委員
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