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- 米住宅着工・許可件数(24年5月)-着工・許可件数ともに前月、市場予想を下回る
2024年06月21日
1.結果の概要:住宅着工、許可件数ともに市場予想を下回る
2.結果の評価:住宅ローン金利の高止まりが住宅市場を軟化させている可能性
住宅着工件数の伸びは前月比▲5.5%(前月:+4.1%)と前月からマイナスに転じた(図表3)。戸建てが▲5.2%(前月:▲0.5%)と3ヵ月連続でマイナスとなったほか、集合住宅が▲6.6%(前月:+22.5%)と前月からマイナスに転じて着工件数を押し下げた(図表4)。
前年同月比は▲19.3%(前月:▲1.2%)と3ヵ月連続のマイナスとなったほか、マイナス幅が拡大した。内訳をみると、集合住宅が▲49.5%(前月:▲35.8%)と5ヵ月連続で2桁のマイナスとなったほか、戸建てが▲1.7%(前月:+18.3%)と23年6月以来のマイナスとなって全体を押し下げた。
地域別寄与度(前月比)は、西部が+2.2%ポイント(前月:▲2.2%ポイント)と5ヵ月ぶりにプラスに転じた。一方、中西部が▲2.6%ポイント(前月:+2.3%ポイント)、南部が▲5.0%ポイント(前月:+5.3%ポイント)と前月からマイナスに転じたほか、北東部が▲0.1%ポイント(前月:▲1.3%ポイント)と4ヵ月連続のマイナスとなった。
前年同月比は▲19.3%(前月:▲1.2%)と3ヵ月連続のマイナスとなったほか、マイナス幅が拡大した。内訳をみると、集合住宅が▲49.5%(前月:▲35.8%)と5ヵ月連続で2桁のマイナスとなったほか、戸建てが▲1.7%(前月:+18.3%)と23年6月以来のマイナスとなって全体を押し下げた。
地域別寄与度(前月比)は、西部が+2.2%ポイント(前月:▲2.2%ポイント)と5ヵ月ぶりにプラスに転じた。一方、中西部が▲2.6%ポイント(前月:+2.3%ポイント)、南部が▲5.0%ポイント(前月:+5.3%ポイント)と前月からマイナスに転じたほか、北東部が▲0.1%ポイント(前月:▲1.3%ポイント)と4ヵ月連続のマイナスとなった。
一方、全米建設業協会(NAHB)による戸建て新築住宅販売のセンチメントを示す住宅市場指数は、6月が43(前月:45)と改善を見込んだ市場予想(46)に反して2ヵ月連続で低下した(図表7)。
内訳は販売現況が48(前月:51)、販売見込みが47(前月:51)、客足が28(前月:30)とそれぞれ前月から悪化した。
NAHBのカール・ハリス会長は「住宅ローン金利が高止まりしているため、多くの購入希望者が購入をためらっている」と述べ、住宅ローン金利の高止まりが住宅需要を低下させた可能性を示唆した。さらに、同氏は「住宅建設業者は、建設・開発ローンの金利上昇、慢性的な労働力不足、建築可能な土地の不足にも対処している」と新築住宅販売市場を取り巻く環境が厳しいことを示した。
内訳は販売現況が48(前月:51)、販売見込みが47(前月:51)、客足が28(前月:30)とそれぞれ前月から悪化した。
NAHBのカール・ハリス会長は「住宅ローン金利が高止まりしているため、多くの購入希望者が購入をためらっている」と述べ、住宅ローン金利の高止まりが住宅需要を低下させた可能性を示唆した。さらに、同氏は「住宅建設業者は、建設・開発ローンの金利上昇、慢性的な労働力不足、建築可能な土地の不足にも対処している」と新築住宅販売市場を取り巻く環境が厳しいことを示した。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2024年06月21日「経済・金融フラッシュ」)
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経歴
- 【職歴】
1991年 日本生命保険相互会社入社
1999年 NLI International Inc.(米国)
2004年 ニッセイアセットマネジメント株式会社
2008年 公益財団法人 国際金融情報センター
2014年10月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
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