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- ユーロ圏失業率(2024年2月)-失業率は低水準で横ばい推移が継続
2024年04月04日
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1.結果の概要:失業率は過去最低水準で横ばい
1 bloomberg集計の中央値。以下の予想値も同様。
2.結果の詳細:若年失業率も横ばい推移
                                                                        ユーロ圏(20か国)の2月の失業率は6.5%となり、1月(6.5%)から横ばいだった。なお、1月のデータがやや悪化方向に修正された(改定前6.4%→改定後6.5%)ことを受けて、6.5%は統計データ公表以来の最低値となっている(また、それより以前のデータにはほぼ改定がなかった)。
失業者数は2月の前月差で1.7万人減となり、23年10月以来となる増加だった(図表3・4)。主要4か国では、ドイツ(0.5万人)とイタリア(4.6万人)が増加、フランス(▲2.2万人)、スペイン(▲2.5万人)が減少している。
2月の若年失業率は14.6%となった。なお、若年失業率も過去データはやや悪化方向に改定された(23年12月14.5%→14.6%、24年1月14.5→14.6%)。若年失業率は23年4月(13.9%)をボトムにやや上昇したが、10月に直近ピークとなる15.0%を記録した後は14%台半ばで4か月連続での横ばい推移となった(前掲図表2)。若年失業者数は2月で231.9万人(前月差▲0.4万人)となり前月比で減少した。前月比の減少は2か月連続となる。若年失業者数の水準はコロナショック直前(20年3月の234.6万人)をやや下回る状態で推移している(図表4)。
            失業者数は2月の前月差で1.7万人減となり、23年10月以来となる増加だった(図表3・4)。主要4か国では、ドイツ(0.5万人)とイタリア(4.6万人)が増加、フランス(▲2.2万人)、スペイン(▲2.5万人)が減少している。
2月の若年失業率は14.6%となった。なお、若年失業率も過去データはやや悪化方向に改定された(23年12月14.5%→14.6%、24年1月14.5→14.6%)。若年失業率は23年4月(13.9%)をボトムにやや上昇したが、10月に直近ピークとなる15.0%を記録した後は14%台半ばで4か月連続での横ばい推移となった(前掲図表2)。若年失業者数は2月で231.9万人(前月差▲0.4万人)となり前月比で減少した。前月比の減少は2か月連続となる。若年失業者数の水準はコロナショック直前(20年3月の234.6万人)をやや下回る状態で推移している(図表4)。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2024年04月04日「経済・金融フラッシュ」)
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                                        03-3512-1818
経歴
                            - 【職歴】
 2006年 日本生命保険相互会社入社(資金証券部)
 2009年 日本経済研究センターへ派遣
 2010年 米国カンファレンスボードへ派遣
 2011年 ニッセイ基礎研究所(アジア・新興国経済担当)
 2014年 同、米国経済担当
 2014年 日本生命保険相互会社(証券管理部)
 2020年 ニッセイ基礎研究所
 2023年より現職
 ・SBIR(Small Business Innovation Research)制度に係る内閣府スタートアップ
 アドバイザー(2024年4月~)
 【加入団体等】
 ・日本証券アナリスト協会 検定会員
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