- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 米国経済 >
- 米住宅着工・許可件数(22年12月)-着工件数は戸建てが回復も、集合住宅の減少から4ヵ月連続の減少。ただし、市場予想は上回る
2023年01月20日
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
1.結果の概要:住宅着工は市場予想を上回るも、許可件数は市場予想を下回る
2.結果の評価:戸建て着工件数は4ヵ月ぶりに回復も許可件数は軟調が継続
住宅着工件数の伸びは前月比▲1.4%(前月▲1.8%)と減少幅は縮小したものの、4ヵ月連続のマイナスとなった(図表3)。戸建てが+11.3%(前月:▲4.9%)と4ヵ月ぶりにプラスに転じた一方、集合住宅が▲19.0%(前月:+3.0%)と2桁のマイナスに転じて全体を押し下げた(図表4)。
前年同月比は▲21.8%(前月:▲17.9%)と8ヵ月連続のマイナスとなったほか、減少幅が拡大した。内訳をみると、戸建てが▲25.0%(前月:▲33.0%)と8ヵ月連続でマイナスとなったほか、集合住宅が▲14.9%(前月:+20.2%)と7カ月ぶりにマイナスに転じた。
地域別寄与度(前月比)は、北東部が+8.7%ポイント(前月:▲0.3%ポイント)と前月からプラスに転じた一方、中西部が▲5.5%ポイント(前月:▲1.8%ポイント)、南部が▲2.1%ポイント(前月:▲2.7%ポイント)と2ヵ月連続でマイナスとなったほか、西部が▲2.4%ポイント(前月:+2.9%ポイント)とマイナスに転じるなど、地域によってマチマチとなった。
前年同月比は▲21.8%(前月:▲17.9%)と8ヵ月連続のマイナスとなったほか、減少幅が拡大した。内訳をみると、戸建てが▲25.0%(前月:▲33.0%)と8ヵ月連続でマイナスとなったほか、集合住宅が▲14.9%(前月:+20.2%)と7カ月ぶりにマイナスに転じた。
地域別寄与度(前月比)は、北東部が+8.7%ポイント(前月:▲0.3%ポイント)と前月からプラスに転じた一方、中西部が▲5.5%ポイント(前月:▲1.8%ポイント)、南部が▲2.1%ポイント(前月:▲2.7%ポイント)と2ヵ月連続でマイナスとなったほか、西部が▲2.4%ポイント(前月:+2.9%ポイント)とマイナスに転じるなど、地域によってマチマチとなった。
先行指標である住宅着工許可件数は、前月比▲1.6%(前月:▲10.6%)と前月から減少幅は大幅に縮小したものの、3ヵ月連続のマイナスとなった(図表5)。集合住宅が+5.3%(前月:▲15.1%)と前月からプラスに転じたものの、戸建てが▲6.5%(前月:▲7.1%)と10ヵ月連続でマイナスとなっており、戸建て回復の糸口はみえていない(図表6)。
前年同月比は▲29.9%(前月:▲21.9%)と5ヵ月連続でマイナスとなったほか、減少幅が拡大した。集合住宅が▲22.9%(前月:▲7.8%)と2ヵ月連続でマイナスとなったほか、戸建てが▲34.7%(前月:▲29.7%)と10ヵ月連続のマイナスとなった。
前年同月比は▲29.9%(前月:▲21.9%)と5ヵ月連続でマイナスとなったほか、減少幅が拡大した。集合住宅が▲22.9%(前月:▲7.8%)と2ヵ月連続でマイナスとなったほか、戸建てが▲34.7%(前月:▲29.7%)と10ヵ月連続のマイナスとなった。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2023年01月20日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1824
経歴
- 【職歴】
1991年 日本生命保険相互会社入社
1999年 NLI International Inc.(米国)
2004年 ニッセイアセットマネジメント株式会社
2008年 公益財団法人 国際金融情報センター
2014年10月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
窪谷 浩のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/07/04 | 米雇用統計(25年6月)-非農業部門雇用者数が市場予想を上回ったほか、失業率が上昇予想に反して低下 | 窪谷 浩 | 経済・金融フラッシュ |
2025/06/30 | 米個人所得・消費支出(25年5月)-個人所得と個人消費ともに前月比で減少、市場予想も下回る | 窪谷 浩 | 経済・金融フラッシュ |
2025/06/27 | 米減税の実現で無保険者急増の可能性-減税・歳出法案(OBBBA)成立で無保険者が今後10年で1,090万人増加する見込み | 窪谷 浩 | 研究員の眼 |
2025/06/19 | 米FOMC(25年6月)-市場予想通り、政策金利を4会合連続で据え置き。25年の政策金利見通しを維持 | 窪谷 浩 | 経済・金融フラッシュ |
新着記事
-
2025年07月11日
トランプ関税の日本経済への波及経路-実質GDPよりも実質GDIの悪化に注意 -
2025年07月10日
企業物価指数2025年6月~ガソリン補助金の影響などで、国内企業物価は前年比3%を割り込む~ -
2025年07月10日
ドイツの生命保険監督を巡る動向(2)-BaFinの2024年Annual ReportやGDVの公表資料からの抜粋報告(生命保険会社等の監督及び業績等の状況)- -
2025年07月09日
バランスシート調整の日中比較(後編)-不良債権処理で後手に回った日本と先手を打ってきた中国 -
2025年07月09日
貸出・マネタリー統計(25年6月)~銀行貸出の伸びが回復、マネタリーベースは前年割れが定着
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年07月01日
News Release
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
【米住宅着工・許可件数(22年12月)-着工件数は戸建てが回復も、集合住宅の減少から4ヵ月連続の減少。ただし、市場予想は上回る】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
米住宅着工・許可件数(22年12月)-着工件数は戸建てが回復も、集合住宅の減少から4ヵ月連続の減少。ただし、市場予想は上回るのレポート Topへ