- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 新興国経済 >
- ロシアGDP(2022年7-9月期)-マイナス成長が続くがマイナス幅は縮小
2022年12月15日
ロシアGDP(2022年7-9月期)-マイナス成長が続くがマイナス幅は縮小
03-3512-1818
このレポートの関連カテゴリ
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
1.結果の概要:前年同期比▲3.7%のマイナス成長
1 bloomberg集計の中央値。以下の予想値も同様。
2.結果の詳細:前期比では微増
ロシアの22年7-9月期の実質GDP伸び率は▲3.7%となり、4-6月期(▲4.1%)からマイナス幅が縮小した。コロナ禍前の水準(19年10-12月期)と比較すると▲2.3%という水準にある。また、季節調整系列の前期比で見ると、7-9月期は0.4%(年率換算1.8%)となり、4-6月期(▲5.2%、年率換算▲19.4%)からプラスに転じ、1-3月期(0.4%、年率換算1.5%)並みの成長率となった。
執筆時点では需要別のデータが未公表であるため、以下では公表されている産業別データなどを確認していく。
産業別の前年同期比は、第一次産業、第二次産業、第三次産業(金融・不動産)がプラス成長となったが、第三次産業(その他)は大幅マイナスに落ち込んだ(図表3・4)。7-9月期は特に、第三次産業の「小売・卸売業」のマイナス幅が大きかったほか、「水道業」「その他」「自家利用2」の落ち込みも目立つ。「小売・卸売業」の低迷からは、消費の弱さが垣間見える。なお、前期比で見ると7-9月期は「芸術・娯楽」の落ち込みも大きかった。西側諸国の制裁が課されるなかで注目される、原油生産などの行方を見ると、前期比1.2%とプラス成長だった。4-6月期は前期比で▲5.2%と大きく落ち込んだが、7-9月期に盛り返した形となる。
執筆時点では需要別のデータが未公表であるため、以下では公表されている産業別データなどを確認していく。
産業別の前年同期比は、第一次産業、第二次産業、第三次産業(金融・不動産)がプラス成長となったが、第三次産業(その他)は大幅マイナスに落ち込んだ(図表3・4)。7-9月期は特に、第三次産業の「小売・卸売業」のマイナス幅が大きかったほか、「水道業」「その他」「自家利用2」の落ち込みも目立つ。「小売・卸売業」の低迷からは、消費の弱さが垣間見える。なお、前期比で見ると7-9月期は「芸術・娯楽」の落ち込みも大きかった。西側諸国の制裁が課されるなかで注目される、原油生産などの行方を見ると、前期比1.2%とプラス成長だった。4-6月期は前期比で▲5.2%と大きく落ち込んだが、7-9月期に盛り返した形となる。
7-9月期のロシア経済は、4-6月期に続き前年同月比でマイナス成長となり、西側諸国が課した制裁の影響が引き続き経済の低迷に寄与していると想像できる。ただし、悪化の勢いは鈍っている。経済発展省が公表する月次GDPの推計値では、6月に▲5.1%を記録した後、やや反発して▲4%前後での横ばい推移しており、10月時点でも▲4.4%となっている(図表6)。ロシアでは制裁による輸入禁止や外資系企業撤退への対応するため国内生産を増加させ、また原油輸出先を西側諸国以外へシフトさせることで、制裁の経済への影響を一部、軽減させていると見られる。引き続き今後の状況やデータが注目される。
2 自家利用の財・サービス。便宜的に第三次産業(その他)に含めた。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2022年12月15日「経済・金融フラッシュ」)
このレポートの関連カテゴリ
03-3512-1818
新着記事
-
2025年12月12日
欧州経済見通し-不確実性は高いが底堅い成長が続く -
2025年12月12日
三度目の正直?ケアマネジメント有料化論議の行方は-厚生労働省が示した3つの選択肢や相談体制強化との関係性などを検証する -
2025年12月12日
Googleの生成AIとオンラインコンテンツ-対価なしの利用は認められるか -
2025年12月12日
店主を経由して広がる居酒屋のコミュニケーション-偶然の共感を誘う小さな交差点- -
2025年12月11日
米国ホリデー商戦に見るAIショッピングアシスタントの台頭-消費への生成AIの浸透がもたらす「期待」と「リスク」(2)
お知らせ
-
2025年12月01日
News Release
-
2025年12月01日
News Release
-
2025年07月01日
News Release
【ロシアGDP(2022年7-9月期)-マイナス成長が続くがマイナス幅は縮小】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
ロシアGDP(2022年7-9月期)-マイナス成長が続くがマイナス幅は縮小のレポート Topへ












