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2022年12月07日
世界各国の市場動向・金融政策(2022年11月)-11月は全面的に株も為替も反発
03-3512-1818
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1.概要:11月は株価が上昇、為替はドル安
1 本稿では金融政策はG20について確認する。また、株価・為替についてはMSCI ACWIの指数を構成する47か国・地域について確認する。中国と記載した場合は中国本土を指し香港は除く。また、香港等の地域も含めて「国」と記載する。本文中の先進市場と新興市場の区分についてはMSCIの分類に基づく。
2.ロシアの金融市場と商品価格
次にロシアが主要な供給源となっている商品の動向を追うと、金属(アルミ、ニッケル)価格がやや上昇、農作物は小麦を中心に下落した(図表6・7)。金属価格は中国のゼロコロナ政策の解除とそれに伴う需要増の思惑で上昇が促されたと見られる。なおニッケルはインドネシアのニッケル工場で火災が発生したとのうわさで一時的に急騰する局面があった3。
農作物価格は10月29日にロシアが黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意について一方的に参加停止を発表したことを受けて小麦価格が上昇していたが、11月2日には合意に復帰することを表明し、下落傾向を辿っている。なお、この合意は11月19日に期限を迎える予定だったが、17日に120日間の延長で合意した(図表7)。
農作物価格は10月29日にロシアが黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意について一方的に参加停止を発表したことを受けて小麦価格が上昇していたが、11月2日には合意に復帰することを表明し、下落傾向を辿っている。なお、この合意は11月19日に期限を迎える予定だったが、17日に120日間の延長で合意した(図表7)。
10月のエネルギー価格(石炭、原油、天然ガス)は、欧州の天然ガスが10月末を底にやや反発している(図表8)。秋は欧州の気候が穏やかで、ガス在庫蓄積も進展したため、価格が下落していたが、冬の需要期に入り、また寒波の気候予測も台頭してきたことで、価格の上昇圧力が強まった。
2 ロシアのウクライナ侵攻と経済・金融制裁を受けて、3月にロシアはMSCI ACWIから除外されているが、世界の金融市場に大きな影響を及ぼしたその後の状況を確認するため、本節で概観する。
3 例えば、日本経済新聞「ニッケル、半年ぶり高値 一時15%高LMEの値幅制限上限到達」2022年11月15日(22年12月6日アクセス)。
3.株価(MSCI)・為替レートの動き
中国では、当局が新型コロナの濃厚接触者の隔離期間を短縮することなどが発表され、ゼロコロナ政策が緩和されるとの思惑が広がったことが株の押し上げ材料となった。
また、米国で公表された10月のCPIが予想よりも鈍化したことが、12月の利上げ幅縮小観測を強めることとなり、株の押し上げ材料となった。
また、米国で公表された10月のCPIが予想よりも鈍化したことが、12月の利上げ幅縮小観測を強めることとなり、株の押し上げ材料となった。
4 名目実効為替レートは11月30日時点の前月末比で算出。
10月はG7では、米国と英国で金融政策を決定する会合が開かれた。
米国FRBは6会合連続、英国イングランド銀行は8会合連続となる利上げでいずれも利上げ幅は0.75%ポイントと大幅だった。
G7以外の国でも多くの国で利上げを決定しているが、チェコ、ポーランド、ハンガリーは政策金利の据え置きを決めている。チェコは3会合連続の据え置き、ポーランドとハンガリーは2会合連続の据え置きであり、これまで進めてきた利上げの効果を見極める姿勢を講じている。
また、トルコはエルドアン大統領の意向を受けた低金利政策が続いており、4会合連続での利下げを決定、政策金利は1桁台となり、政策金利はエルドアン大統領が要求してきた水準まで下げられた。中国は政策金利を据え置く一方で、預金準備率の引き下げを決定しており、金融面での景気の下支えを図っている。
米国FRBは6会合連続、英国イングランド銀行は8会合連続となる利上げでいずれも利上げ幅は0.75%ポイントと大幅だった。
G7以外の国でも多くの国で利上げを決定しているが、チェコ、ポーランド、ハンガリーは政策金利の据え置きを決めている。チェコは3会合連続の据え置き、ポーランドとハンガリーは2会合連続の据え置きであり、これまで進めてきた利上げの効果を見極める姿勢を講じている。
また、トルコはエルドアン大統領の意向を受けた低金利政策が続いており、4会合連続での利下げを決定、政策金利は1桁台となり、政策金利はエルドアン大統領が要求してきた水準まで下げられた。中国は政策金利を据え置く一方で、預金準備率の引き下げを決定しており、金融面での景気の下支えを図っている。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2022年12月07日「経済・金融フラッシュ」)
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