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- ロシアの物価状況(22年8月)-前月比では3か月連続のマイナス
2022年09月12日
1.結果の概要:総合指数は前月比マイナス、コア指数は前月比でゼロ成長
1 bloomberg集計の中央値。以下の予想値も同様。
2 生鮮食品など季節的要因による影響を受ける品目や管理品目を除いた指数。
2.結果の詳細:前月比は3か月連続のマイナス
8月のロシアのインフレ率は前年比で14.30%となり、7月の15.10%から低下した。
大分類別に見ると、食料品が前年比で4月のピーク(20.48%)から8月には15.77%まで低下、財(非食料品)が3月のピーク(20.34%)から8月には15.51%まで低下している。一方、サービスは3月以降の高止まりが続いており、ピークは4月(10.87%)であるが、8月(10.45%)もほぼ4月と同程度の伸び率となっている。
コア指数は前年比で3月18.69%→4月20.37%→5月19.87%→6月19.18%→7月18.40%→8月17.71%と推移しており、4月をピークに減速が続いているものの、伸び率は依然として15年のピーク(15年3月の17.53%)は上回っている。
前月比では、総合指数が▲0.52%(7月▲0.39%、6月▲0.35%)となり3か月連続のマイナスとなったが、コア指数は8月に0.00%(7月▲0.18%、6月0.18%)となり、物価水準としては横ばい推移となった(図表3)。
別途、ロシア連邦統計局が公表している週次のインフレ率(消費者物価上昇率)を見ると、前週比上昇では、5月下旬からゼロもしくはマイナスとなる時期が続いている。足もと9月5日時点では前週比▲0.13%で9週連続のマイナスとなっている(図表4)。
大分類別に見ると、食料品が前年比で4月のピーク(20.48%)から8月には15.77%まで低下、財(非食料品)が3月のピーク(20.34%)から8月には15.51%まで低下している。一方、サービスは3月以降の高止まりが続いており、ピークは4月(10.87%)であるが、8月(10.45%)もほぼ4月と同程度の伸び率となっている。
コア指数は前年比で3月18.69%→4月20.37%→5月19.87%→6月19.18%→7月18.40%→8月17.71%と推移しており、4月をピークに減速が続いているものの、伸び率は依然として15年のピーク(15年3月の17.53%)は上回っている。
前月比では、総合指数が▲0.52%(7月▲0.39%、6月▲0.35%)となり3か月連続のマイナスとなったが、コア指数は8月に0.00%(7月▲0.18%、6月0.18%)となり、物価水準としては横ばい推移となった(図表3)。
別途、ロシア連邦統計局が公表している週次のインフレ率(消費者物価上昇率)を見ると、前週比上昇では、5月下旬からゼロもしくはマイナスとなる時期が続いている。足もと9月5日時点では前週比▲0.13%で9週連続のマイナスとなっている(図表4)。
3 大分類である食料品、財(非食料品)、サービスをそれぞれ細目別に分類したもの(中分類)のうち、統計局のウェブサイトで公表しているものを記載。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2022年09月12日「経済・金融フラッシュ」)
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03-3512-1818
経歴
- 【職歴】
2006年 日本生命保険相互会社入社(資金証券部)
2009年 日本経済研究センターへ派遣
2010年 米国カンファレンスボードへ派遣
2011年 ニッセイ基礎研究所(アジア・新興国経済担当)
2014年 同、米国経済担当
2014年 日本生命保険相互会社(証券管理部)
2020年 ニッセイ基礎研究所
2023年より現職
・SBIR(Small Business Innovation Research)制度に係る内閣府スタートアップ
アドバイザー(2024年4月~)
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
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