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- 新型コロナで住宅市場は更に減速、ホテル・商業は厳しさを増す-不動産クォータリー・レビュー2020年第2四半期
2020年08月13日
■要旨
- 未だ終息の見えないコロナ禍によって厳しい経済ショックに見舞われるなか、各種経済対策が打ち出されてはいるが、幅広い分野での需要急減の影響は、不動産市場においても顕在化しはじめている。
- 8/17に公表予定の2020年4-6月期の実質GDPは前期比▲8.1%と3四半期連続のマイナス成長になったと推計される 。住宅市場は営業活動自粛などを背景に一段と減速している。2020年4-6月期の新設住宅着工戸数は前年同期比▲12.7%減少、首都圏のマンション新規発売戸数は▲55.5%減少、中古マンションの成約件数は▲33.6%減少した。これまで上昇基調にあった地価は転換期を迎えており、今後の公表データを注視する必要がある。
- 東京オフィス市場は、空室率の水準自体は依然として低いものの上昇傾向が強まっている。東京のマンション賃料は上昇している。2020年4-6月の訪日外国人客数は▲99.9%減少、全体の延べ宿泊者数は▲78.8%に落ち込んだ。物流施設市場は需要が堅調で賃料は上昇傾向にある。
- 2020年第2四半期の東証REIT指数(配当除き)は3月末比4.5%上昇したものの、TOPIXの上昇に比べて戻りは鈍い。
■目次
1. 経済動向と住宅市場
2. 地価動向
3. 不動産サブセクターの動向
(1) オフィス
(2) 賃貸マンション
(3) 商業施設・ホテル・物流施設
4. J -REIT(不動産投信)市場・不動産投資市場
1. 経済動向と住宅市場
2. 地価動向
3. 不動産サブセクターの動向
(1) オフィス
(2) 賃貸マンション
(3) 商業施設・ホテル・物流施設
4. J -REIT(不動産投信)市場・不動産投資市場
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経歴
- 【職歴】
2000年 東海銀行(現三菱UFJ銀行)入行
2006年 総合不動産会社に入社
2018年5月より現職
・不動産鑑定士
・宅地建物取引士
・不動産証券化協会認定マスター
・日本証券アナリスト協会検定会員
・2022年、2023年 兵庫県都市計画審議会専門委員
公式SNSアカウント
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