- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- >
- 証券市場 >
- 最近の米国PE市場の状況~マーケット環境と年金投資家の取組み例~
最近の米国PE市場の状況~マーケット環境と年金投資家の取組み例~
金融研究部 取締役 研究理事 兼 年金総合リサーチセンター長 兼 ESG推進室長 德島 勝幸
■要旨
日本では、金融緩和が強化される中で、投資マネーの行きどころが見失われている。国内債券から株式や外国証券へという単純なポートフォリオシフトだけでは、仮にリターンを確保できたとしても、証券価格の上下変動によるリスクの増大への対応が不可避となる。多様なリスク性資産への投資を管理するには、基本的には分散投資がベースであり、それに幾つかの高度なリスク管理ツールを補ってやれば良い。分散投資の中で、近年有力視されているのが、プライベートエクイティに代表される流動性を犠牲にしてのリターン向上策である。数年前からこうした取組みの拡大は、公的・私的双方の年金からも意識されているが、必ずしも投資金額の積み上がりは大きくない。ところが、米国のプライベートエクイティ市場は、日本の市場に比べると、とても魅力的に映る。経済の活性度や企業の新陳代謝等を考えると、非上場企業の保有するポテンシャルに期待するものは大きい。また、現実に米国の年金は、プライベートエクイティ投資を実践して、リターンの向上に努めているものが少なくない。改めて、グローバルに規模が最大である米国のプライベートエクイティ市場の状況を概観するとともに、具体的な投資家の取組み例を紹介して、日本の年金による取組みの参考としたい。
03-3512-1845
- 【職歴】
・1986年 日本生命保険相互会社入社
・1991年 ペンシルバニア大学ウォートンスクールMBA
・2004年 ニッセイアセットマネジメント株式会社に出向
・2008年 ニッセイ基礎研究所へ
・2021年より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会検定会員
・日本ファイナンス学会
・証券経済学会
・日本金融学会
・日本経営財務研究学会
(2015年03月31日「基礎研レポート」)
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年04月25日
欧州大手保険グループの地域別の事業展開状況-2023年決算数値等に基づく現状分析- -
2024年04月24日
中国経済の現状と注目点-24年1~3月期は好調な出だしとなるも、勢いが持続するかは疑問 -
2024年04月24日
人手不足とインフレ・賃上げを考える -
2024年04月24日
米国でのiPhone競争法訴訟-司法省等が違法な独占確保につき訴え -
2024年04月23日
他国との再保険の監督に関する留意事項の検討(欧州)-EIOPAの声明
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【最近の米国PE市場の状況~マーケット環境と年金投資家の取組み例~】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
最近の米国PE市場の状況~マーケット環境と年金投資家の取組み例~のレポート Topへ