- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 金融・為替 >
- 金融政策 >
- 年金によるPE投資拡大の期待 ~ 機関投資家が成長資金の供給源となれるか~
年金によるPE投資拡大の期待 ~ 機関投資家が成長資金の供給源となれるか~
金融研究部 常務取締役 研究理事 兼 年金総合リサーチセンター長 兼 サステナビリティ投資推進室長 德島 勝幸
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■要旨
長期資金である年金の運用対象として、上場株式のような従来の市場性ある有価証券以外に、流動性のやや劣るPrivate Equity(PE)投資が注目されはじめている。ファンドを通じて非上場企業の株式に投資するものであり、 成熟した上場企業への投資とは異なって、起業や企業再生といったステージの異なるリスクを抱えたものへの資金供給として注目されるカテゴリーである。欧米の年金では、実際に、ある程度の資金配分を行っている例も珍しくない。
本稿では、アベノミクスと異次元の金融緩和による影響を踏まえつつ、日本の年金運用におけるPE投資拡大の可能性について、留意点を踏まえながら検討する。PE投資は、低金利で運用難に苦しむ年金にとっても、資金ニーズのある非上場企業にとっても、また、日本経済全体の中期的な成長のためにも、意味のあるものとなることが期待される。
(2013年09月26日「基礎研レポート」)
03-3512-1845
- 【職歴】
・1986年 日本生命保険相互会社入社
・1991年 ペンシルバニア大学ウォートンスクールMBA
・2004年 ニッセイアセットマネジメント株式会社に出向
・2008年 ニッセイ基礎研究所へ
・2025年4月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会検定会員
・日本ファイナンス学会
・証券経済学会
・日本金融学会
・日本経営財務研究学会
德島 勝幸のレポート
| 日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
|---|---|---|---|
| 2025/07/03 | アクティブ運用かパッシブ運用か | 德島 勝幸 | ニッセイ年金ストラテジー |
| 2025/05/09 | ESGからサステナビリティへ~ESGは目的達成のための手段である~ | 德島 勝幸 | 基礎研レター |
| 2024/07/03 | 見直しを迫られる国内債券パッシブ運用 | 德島 勝幸 | ニッセイ年金ストラテジー |
| 2024/06/07 | アセットオーナー・プリンシプルへの期待-資産運用高度化の要 | 德島 勝幸 | 基礎研マンスリー |
新着記事
-
2025年10月24日
米連邦政府閉鎖と代替指標の動向-代替指標は労働市場減速とインフレ継続を示唆、FRBは政府統計を欠く中で難しい判断を迫られる -
2025年10月24日
企業年金の改定についての技術的なアドバイス(欧州)-EIOPAから欧州委員会への回答 -
2025年10月24日
消費者物価(全国25年9月)-コアCPI上昇率は拡大したが、先行きは鈍化へ -
2025年10月24日
保険業界が注目する“やせ薬”?-GLP-1は死亡率改善効果をもたらすのか -
2025年10月23日
御社のブランドは澄んでますか?-ブランド透明性が生みだす信頼とサステナビリティ開示のあり方(1)
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年07月01日
News Release
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
【年金によるPE投資拡大の期待 ~ 機関投資家が成長資金の供給源となれるか~】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
年金によるPE投資拡大の期待 ~ 機関投資家が成長資金の供給源となれるか~のレポート Topへ










