- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- >
- アセットアロケーション >
- 低運用利回りに対する取組み-更なる金融緩和強化の中で、運用者による創意工夫を
低運用利回りに対する取組み-更なる金融緩和強化の中で、運用者による創意工夫を

金融研究部 常務取締役 研究理事 兼 年金総合リサーチセンター長 兼 サステナビリティ投資推進室長 德島 勝幸
このレポートの関連カテゴリ
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■要旨
新しい日銀執行部の導入した量的・質的金融緩和を受けて、債券市場では、更なる低金利が進み、同時に、金利水準の変動性が拡大する環境となっている。
保険や年金のような、一定の利回りを運用で賄うことが期待されている業態にとっては、低金利の中で十分な利回り獲得を求められる、極めて厳しい状況である。
まず、最優先の取組みとしては、負債側の予定利率の引下げを検討することが望ましい。しかし、負債コストの引下げは、受給者等に対し大きな影響が及ぶため、容易には実施できないし、安易に実施するべきでもない。
当面の対応としては、新しい投資対象拡大も含めた資産構成の変更や各々の資産内での利回り拡大策といった資産運用側の創意工夫によって乗り越えるしかない。
同時に、柔軟な運用方針を確立することで、今後の市場変化に対応して行くべきだろう。
(2013年04月16日「保険・年金フォーカス」)
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1845
- 【職歴】
・1986年 日本生命保険相互会社入社
・1991年 ペンシルバニア大学ウォートンスクールMBA
・2004年 ニッセイアセットマネジメント株式会社に出向
・2008年 ニッセイ基礎研究所へ
・2025年4月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会検定会員
・日本ファイナンス学会
・証券経済学会
・日本金融学会
・日本経営財務研究学会
德島 勝幸のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2024/07/03 | 見直しを迫られる国内債券パッシブ運用 | 德島 勝幸 | ニッセイ年金ストラテジー |
2024/06/07 | アセットオーナー・プリンシプルへの期待-資産運用高度化の要 | 德島 勝幸 | 基礎研マンスリー |
2024/05/27 | アセットオーナー・プリンシプルへの期待-資産運用高度化の要 | 德島 勝幸 | 研究員の眼 |
2023/07/05 | 公的年金の「100年安心」は制度について | 德島 勝幸 | ニッセイ年金ストラテジー |
新着記事
-
2025年04月24日
若年層のサステナビリティをめぐるジレンマ-「責任意識」が動きだす、ゴールデンウィークという非日常のスイッチ -
2025年04月23日
IMF世界経済見通し-トランプ関税で世界成長率は3%割れに -
2025年04月23日
トランプ関税で激動の展開をみせる米中摩擦-中国は視界不良の難局にどう臨むか -
2025年04月23日
中国経済:25年1~3月期の評価-春風に潜む逆風。好調な出だしとなるも、米中摩擦の正念場はこれから -
2025年04月22日
小学生から圧倒的人気【推しの子】-今日もまたエンタメの話でも。(第4話)
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【低運用利回りに対する取組み-更なる金融緩和強化の中で、運用者による創意工夫を】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
低運用利回りに対する取組み-更なる金融緩和強化の中で、運用者による創意工夫をのレポート Topへ