2025年06月09日

インド経済の見通し～金融・財政政策の下支えにより+６％台半ばの堅調な成長が続く

経済研究部 准主任研究員 斉藤 誠

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■要旨
 
  • インド経済は2025年1-3月期の成長率が前年同期比+7.4％（24年10-12月期：同+6.4％）と上昇し、２四半期連続で加速した。高金利政策の影響で消費が鈍かったものの、公共投資の拡大と輸入の大幅な減少によって成長率が押し上げられた。
     
  • 先行きのインド経済は米国の関税政策による世界貿易の混乱が成長の足かせとなる可能性があるが、農村部の回復や緩和的なインフレ環境、金融緩和、そして所得減税とインフラ投資に支えられて内需を中心に堅調に拡大するため、概ね+６％台半ばの成長ペースが続くと予想する。

【次ページ】ＧＤＰ統計の結果：成長率が+７％台に加速

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本資料記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と完全性を保証するものではありません。
また、本資料は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。

(2025年06月09日「Weekly　エコノミスト・レター」)

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経済研究部   准主任研究員

斉藤 誠 (さいとう まこと)

研究・専門分野
東南アジア経済、インド経済

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(取材・講演依頼)

03-3512-1780

経歴
  • 【職歴】
    　2008年　日本生命保険相互会社入社
    　2012年　ニッセイ基礎研究所へ
    　2014年　アジア新興国の経済調査を担当
    　2018年8月より現職

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