2025年03月27日

「早食いは太る」は本当か~食べる速さは、肥満リスクをどの程度予測できるか

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子

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■要旨

本研究では、早食いが肥満のリスク要因となるかを健康診断データを用いて分析した。結果として、「速い」と回答した人はBMIが高く、肥満の割合も多いことがわかった。また、2015年度に普通体重だった人でも、4年後に肥満となる割合が「速い」人で高いことが確認された。食べる速さの自己申告には曖昧さがある可能性があるものの、早食いは将来の肥満リスクを予測する指標となり得ることが示唆された。今後、若年層を含めた健康リスク分析への応用が期待される。

■目次

はじめに
1――「早食いは太る」についてわかっていること
2――分析内容
3――分析結果
  1|早食いの人は、太っている人が多い
  2|早食いだった人は、太ることが多い
  3|どういう人が「早食い」なのか
4――「食べる速さ」は、肥満リスクを予測する可能性

本資料記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と完全性を保証するものではありません。
また、本資料は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。

(2025年03月27日「基礎研レポート」)

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保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

村松 容子 (むらまつ ようこ)

研究・専門分野
健康・医療、生保市場調査

経歴
  • 【職歴】
     2003年 ニッセイ基礎研究所入社

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レポート紹介

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