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女性の「やせ」傾向に着目した健康政策~「肥満対策」と同様に「やせ対策」「ロコモ対策」があってもよいのでは?

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子
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2008年度から特定健診(メタボ健診)・特定保険指導が始まった。「特定健診」は、生活習慣病の早期発見を目的としていて、肥満であり、かつ、血液(血糖、脂質)や血圧の測定値が基準外の場合に「メタボ」や「メタボ予備群」と判定され、特定保健指導が行われる。肥満の基準には、内臓脂肪量を推定する簡便な方法として腹囲( 腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上)やBMI(Body Mass Index、体重[kg]/(身長[m])2)が使われる。
生活習慣病は、患者本人のQOLを下げるだけでなく、要介護状態になる原因となるほか、治療費が高額となることから予防に力が入れられてきたが、生活習慣病リスクが高いのは主として中高年男性である。女性は、男性と比べると、肥満やメタボは少なく、生活習慣病より優先すべき健康課題がある。
本稿では、1947年からの男女の肥満・やせの推移を確認し、女性の抱える健康課題について紹介する。
■目次
1――生活習慣病や肥満は、男性においてより深刻
2――BMIの推移
1|平均BMIの推移 ~1947年当時は性差・年齢差は小さかった
2|女性が優先すべき健康課題は、「やせ」やロコモティブシンドローム
3――生活習慣病・肥満予防に偏重しすぎない健康政策に期待
1|「やせ」傾向による企業や社会への影響
2|「やせ」に着目した健康政策
(2020年10月28日「基礎研レポート」)

03-3512-1783
- 【職歴】
2003年 ニッセイ基礎研究所入社
村松 容子のレポート
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