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宿泊旅行統計調査2024年3月~物価高が逆風となり日本人延べ宿泊者数(前年比)は3ヵ月ぶりのマイナス~

経済研究部 安田 拓斗
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1.日本人延べ宿泊者数(前年比)は3ヵ月ぶりにマイナスに
2024年3月の日本人延べ宿泊者数は4,216万人泊(2月:3,633万人泊)となり、前年同月比は▲2.3%(2月:3.2%)と3ヵ月ぶりのマイナスとなった。2019年同月比は1.3%(2月:同6.0%)とコロナ禍前の水準を6ヵ月連続で上回った。
2024年3月の外国人延べ宿泊者数は1,270万人泊(2月:1,152万人泊)となり、2019年同月比は33.4%(2月:同24.2%)と、前月から伸びを高めた。

宿泊施設タイプ別客室稼働率は、旅館は36.1%、2019年同月差▲3.7%(2月:同▲3.7%)、リゾートホテルは54.3%、2019年同月差▲6.4%(2月:同▲5.5%)、ビジネスホテルは74.3%、2019年同月差▲2.9%(2月:同▲3.8%)、シティホテルは74.3%、2019年同月差▲6.7%(2月:同▲8.8%)、簡易宿所は27.2%、2019年同月差▲4.1%(2月:同▲4.6%)であった。2019年同月差は全てのタイプの宿泊施設でマイナス圏での推移が続いている。
2.北陸応援割が全体を押し上げる様子は見られない
3.中国人延べ宿泊者数(2019年比)のマイナス幅はゆるやかに縮小傾向
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2024年05月01日「経済・金融フラッシュ」)
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