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- 米製造業の動向-鉱工業生産はUAWストの影響から持ち直し、製造業の建設投資は半導体を中心に当面堅調を維持
2024年02月02日
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■要旨
- 鉱工業生産指数はUAWストの影響で自動車関連を中心に23年10月に落ち込んだものの、その後は回復基調が持続。自動車関連の統計からは一段の回復余地が見込まれる。
- ただし、ISM製造業景況感指数は景況感、生産、新規受注ともに好不況の境となる50を下回っているほか、全米製造業協会(NAM)による今後1年間の生産見通しも下方修正の動きが継続している。
- 一方、製造業の建設支出は半導体を中心に22年以降大幅に増加。米政府による投資インセンティブとして巨額の補助金を盛り込み22年8月に成立した「CHIPSと科学法」の効果が大きく、当面は半導体関連の建設支出は堅調に推移する見込み。
- 製造業の雇用はUAWストの影響で10月から12月にかけて変動が大きくなっているものの、23年以降は概ね横這い。NAMによる会員企業に対する経営課題調査では熟練労働者の確保が喫緊の課題として指摘。
- 製造業は半導体関連の建設支出などの堅調が見込まれるほか、短期的には自動車生産の一段の回復が見込まれるものの、製造業の景況感は低迷する中で製造業の本格的な回復は当面は見込み難いだろう。
■目次
1.はじめに
2.米国の製造業の動向
(鉱工業生産)UAWストの影響で23年10月に大幅低下、足元で自動車中心に回復
(製造業建設支出)半導体関連を中心に22年以降大幅に増加
(製造業雇用)熟練労働者の人手不足が継続
3.今後の見通し
1.はじめに
2.米国の製造業の動向
(鉱工業生産)UAWストの影響で23年10月に大幅低下、足元で自動車中心に回復
(製造業建設支出)半導体関連を中心に22年以降大幅に増加
(製造業雇用)熟練労働者の人手不足が継続
3.今後の見通し
(2024年02月02日「Weekly エコノミスト・レター」)
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経歴
- 【職歴】
1991年 日本生命保険相互会社入社
1999年 NLI International Inc.(米国)
2004年 ニッセイアセットマネジメント株式会社
2008年 公益財団法人 国際金融情報センター
2014年10月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会 検定会員
窪谷 浩のレポート
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