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- 企業物価指数2023年6月~輸入物価の下落が進む~
2023年07月12日
1. 国内企業物価指数の前年比は6ヵ月連続で伸びが鈍化
2. 輸入物価の前月比は2ヵ月ぶりのマイナス
2023年6月の輸入物価は、契約通貨ベースでは前月比▲3.1%(5月:同▲0.3%)と9ヵ月連続のマイナスとなった。また、2023年6月の円相場(対ドル)は前月比2.8%の円安水準となったため、円ベースでは前月比▲1.2%(5月:同2.0%)と契約通貨ベースよりマイナス幅が小さかった。また円ベースの前年比は▲11.3%(5月:▲5.6%)と二桁のマイナスとなった。
契約通貨ベースで輸入物価の内訳をみると、電気・電子機器が前月比0.1%と前月の同▲0.1%からプラスに転じたほか、木材・木製品・林産物が同▲0.1%と前月の同▲3.2%からマイナス幅が縮小した。一方、石油・石炭・天然ガスは前月比▲8.4%(4月:同▲1.4%)と、9ヵ月連続でマイナスとなり、マイナス幅が大きく拡大したほか、金属・同製品が同▲3.0%(4月:同2.7%)とマイナスに転じた。資源高や円安の一服で輸入物価は多くの品目で下落傾向にあり、インフレ圧力は弱まっている。今後も引き続き下落基調となる可能性が高い。
契約通貨ベースで輸入物価の内訳をみると、電気・電子機器が前月比0.1%と前月の同▲0.1%からプラスに転じたほか、木材・木製品・林産物が同▲0.1%と前月の同▲3.2%からマイナス幅が縮小した。一方、石油・石炭・天然ガスは前月比▲8.4%(4月:同▲1.4%)と、9ヵ月連続でマイナスとなり、マイナス幅が大きく拡大したほか、金属・同製品が同▲3.0%(4月:同2.7%)とマイナスに転じた。資源高や円安の一服で輸入物価は多くの品目で下落傾向にあり、インフレ圧力は弱まっている。今後も引き続き下落基調となる可能性が高い。
3. 今後も国内企業物価指数の前年比は縮小していく
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
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経歴
- 【職歴】
2021年4月 日本生命保険相互会社入社
2021年11月 ニッセイ基礎研究所へ
(2023年07月12日「経済・金融フラッシュ」)
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