2023年04月06日

気候指数 [全国版] の作成-日本の気候の極端さは1971年以降の最高水準

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也

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《 注記 》気候指数計算に用いた気象データ、潮位データについて

本稿において、気候指数の計算にあたり、データが空欄となっている日や月については、計算上、分子・分母から除外した。

なお、気象データのうち、観測地点によっては観測方法の変更(観測場所の移転、観測装置の変更、観測の時間間隔の変更)により、前後のデータが均質でないケースがある。

気象データで1971~2022年期間にデータが空欄となっていた日数、および観測方法の変更が行われた年をまとめると、図表21の通りとなる。

また、潮位データのうち、観測地点によっては、気候指数の参照期間(1971~2000年)中に観測が開始されているケースもある。

潮位データで1971~2022年の期間にデータが空欄となっていた月数をまとめると、図表22の通りとなる。
図表21. 気象データが空欄となっていた日数と観測方法変更年(札幌-青森)
図表21. 気象データが空欄となっていた日数と観測方法変更年(深浦-秩父)
図表21. 気象データが空欄となっていた日数と観測方法変更年(千葉-伏木)
図表21. 気象データが空欄となっていた日数と観測方法変更年(金沢-神戸)
図表21. 気象データが空欄となっていた日数と観測方法変更年(豊岡-室戸岬)
図表21. 気象データが空欄となっていた日数と観測方法変更年(高知-都城)
図表21. 気象データが空欄となっていた日数と観測方法変更年(油津-与那国島)
図表22.潮位データが空欄となっていた月数と観測開始年月(函館-神戸)
図表22.潮位データが空欄となっていた月数と観測開始年月(洲本-与那国)
【参考文献・資料】
 
  1. 「一般気象学〔第2版補訂版〕」小倉義光著(東京大学出版会, 2016年)
  2. 「絵でわかる地球温暖化」渡部雅浩著(講談社, 2018年)
  3. 「スポーツ医学検定 公式テキスト 1級」(一般社団法人 スポーツ医学検定機構, 東洋館出版社, 2019年)
  4. 「スポーツ医学入門」目崎登著(文光堂, 2009年)
  5. 「2019 年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況」(総務省消防庁, 令和元年11月6日)
  6. 「令和4年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況」(総務省消防庁, 令和4年10月28日)
  7. 「暑さ指数(WBGT)の詳しい説明」(環境省HP)
    http://www.wbgt.env.go.jp/doc_observation.php
  8. 「熱中症予防運動指針」(公益財団法人 日本スポーツ協会)
  9. 「日本の気候」(気象庁HP)
    https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kisetsu_riyou/tenkou/Average_Climate_Japan.html
  10. 「全国都道府県市区町村別面積調」(国土地理院)
  11. 「住民基本台帳人口」(総務省)
  12. 「過去の気象データ・ダウンロード」(気象庁HP)
    https://www.data.jma.go.jp/risk/obsdl/index.php
  13. 「歴史的潮位資料+近年の潮位資料」(気象庁HP)
    https://www.data.jma.go.jp/kaiyou/db/tide/sea_lev_var/sea_lev_var_his.php
  14. 「過去の気象データ検索」(気象庁HP)
    https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index

(著者の過去の関連レポート)

[前々回のレポート]
「気候変動指数化の海外事例-日本版の気候指数を試しに作成してみると…」篠原拓也著(基礎研レポート, ニッセイ基礎研究所, 2022年9月8日)
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=72284?site=nli
 
[前回のレポート]
「気候変動指数の地点拡大-日本版の気候指数を拡張してみると…」篠原拓也著(基礎研レポート, ニッセイ基礎研究所, 2022年12月28日)
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=73405?site=nli
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保険研究部   主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員

篠原 拓也 (しのはら たくや)

研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴
  • 【職歴】
     1992年 日本生命保険相互会社入社
     2014年 ニッセイ基礎研究所へ

    【加入団体等】
     ・日本アクチュアリー会 正会員

(2023年04月06日「基礎研レポート」)

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