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オフィス賃料は下落継続。物流市場は空室率が5.2%に上昇-不動産クォータリー・レビュー2022年第3四半期
金融研究部 主任研究員 吉田 資
- 2022年7-9月期の実質GDP(11/15公表予定)は、前期比+0.4%(前期比年率+1.5%)と4四半期連続のプラス成長になったと推計される。
- 住宅市場は価格上昇が続くなか、販売状況はやや弱含んでいる。2022年7-9月期の新設住宅着工戸数は前年同期比横ばい、首都圏のマンション新規発売戸数は▲11.9%減少、中古マンションの成約件数は▲4.0%減少した。地価の上昇は住宅地に加えて商業地にも広がっている。
- オフィス賃貸市場は、東京Aクラスビルの成約賃料が前期比▲5.8%下落した。東京23区のマンション賃料はファミリータイプの上昇が目立つ。ホテル市場は2022年7-9月の延べ宿泊者数が2019年対比で▲22.8%減少した。物流賃貸市場は、首都圏では新規供給の増加に伴い空室率が上昇した。
- 2022年第3四半期の東証REIT指数は▲1.1%下落した。
(2022年11月09日「不動産投資レポート」)
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03-3512-1861
- 【職歴】
2007年 住信基礎研究所(現 三井住友トラスト基礎研究所)
2018年 ニッセイ基礎研究所
【加入団体等】
一般社団法人不動産証券化協会資格教育小委員会分科会委員(2020年度~)
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