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- わが国の不動産投資市場規模(2022年)~「収益不動産」の資産規模は約275.5兆円(前回比+3.2兆円)。前回調査から「オフィス」・「賃貸住宅」・「物流施設」が拡大する一方、「商業施設」・「ホテル」は縮小
わが国の不動産投資市場規模(2022年)~「収益不動産」の資産規模は約275.5兆円(前回比+3.2兆円)。前回調査から「オフィス」・「賃貸住宅」・「物流施設」が拡大する一方、「商業施設」・「ホテル」は縮小

金融研究部 主任研究員 吉田 資
株式会社価値総合研究所 不動産投資調査事業部 事業部長 主任研究員 室 剛朗
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- 日本の不動産投資市場は、新型コロナウィルス感染拡大後も、拡大が継続している。投資対象資産は多岐に渡っており、投資対象エリアについても広がりを見せている。
- 不動産投資市場の将来を見通すにあたり、投資対象となる「収益不動産」の資産規模がどれくらいであるのか、また、その内訳を「用途別」や「エリア別」に把握することは重要だと考えられる。
- そこで、ニッセイ基礎研究所と価値総合研究所は共同で、前回調査(2021年3月公表)に続いて、わが国の不動産投資市場規模に関する調査を実施した。
- 調査の結果、日本における「収益不動産」の資産規模は約275.5兆円(前回比+3.2兆円、+1.2%)、「投資適格不動産」の資産規模は約171.7兆円(前回比+0.4兆円、+0.3%)と推計された。
- 「収益不動産」を用途別にみると、「オフィス」が約103.9兆円(占率38%)と最も大きく、次いで「賃貸住宅」が約72.0兆円(26%)、「商業施設」が約62.2 兆円(26%)、「物流施設」が約28.1兆円(10%)、「ホテル」が約9.4兆円(3%)と推計された。
- 前回調査と比較して、「オフィス(前回比+4%)」、「賃貸住宅(同+11%)」、「物流施設(同+17%)」が拡大した一方、「商業施設(同▲13%)」、「ホテル(同▲27%)」は縮小した。
1. はじめに
2. 「収益不動産ストック」の推計
2-1. 推計方法と推計結果
2-2. 「用途別」にみた資産規模
2-3. 資産規模推計の基礎データ
2-4. 「収益不動産」のエリア別比率
【参考資料】用途別にみた「収益不動産ストック」の詳細
(2022年09月09日「不動産投資レポート」)
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株式会社価値総合研究所 不動産投資調査事業部 事業部長 主任研究員 室 剛朗
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【わが国の不動産投資市場規模(2022年)~「収益不動産」の資産規模は約275.5兆円(前回比+3.2兆円)。前回調査から「オフィス」・「賃貸住宅」・「物流施設」が拡大する一方、「商業施設」・「ホテル」は縮小】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
わが国の不動産投資市場規模(2022年)~「収益不動産」の資産規模は約275.5兆円(前回比+3.2兆円)。前回調査から「オフィス」・「賃貸住宅」・「物流施設」が拡大する一方、「商業施設」・「ホテル」は縮小のレポート Topへ