わが国の不動産投資市場規模(2)~オフィスは「投資適格不動産(71.0兆円)」の4分の3、住宅は「投資適格不動産(30.4兆円)」の6割が「東京23区」に集積。 | ニッセイ基礎研究所
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わが国の不動産投資市場規模(2)~オフィスは「投資適格不動産(71.0兆円)」の4分の3、住宅は「投資適格不動産(30.4兆円)」の6割が「東京23区」に集積。

金融研究部 主任研究員 吉田 資
株式会社価値総合研究所 パブリックコンサルティング第3事業部 主任研究員 室 剛朗
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- ニッセイ基礎研究所と価値総合研究所は、共同でわが国の不動産投資市場規模に関する調査を実施した。
- オフィスの資産規模は、「収益不動産」で約99.5兆円、「投資適格不動産」で約71.0兆円、「コア投資不動産」で約54.2兆円と推計された。各カテゴリーにおけるJ-REITの保有比率は、「収益不動産」で9.2%、「投資適格不動産」で11.9%、「コア投資不動産」で14.0%となった。
- オフィスの「投資適格不動産(71.0兆円)」をエリア別にみると、「東京23区」が約54.0兆円(占率76%)と最も大きく、次いで「大阪市」が約6.4兆円(9%)、「名古屋市」が約2.2兆円(3%)となった。「投資適格不動産」の4分の3が「東京23区」に集積している。
- 住宅の資産規模は、「収益不動産」で約64.9兆円、「投資適格不動産」で約30.4兆円と推計された。各カテゴリーにおけるJ-REITの保有比率は、「収益不動産」で5.4%、「投資適格不動産」で9.4%となった。
- 住宅の「投資適格不動産(30.4兆円)」をエリア別にみると、「東京23区」が約17.2兆円(占率57%)と最も大きく、次いで「大阪市」が約3.2兆円(10%)、「名古屋市」が約1.5兆円(5%)となった。「投資適格不動産」の約6割が「東京23区」に集積している。
1. はじめに
2. オフィスの資産規模の推計結果
2-1. 概要
2-2. エリア別にみたオフィスの「収益不動産ストック」
3. 住宅の資産規模の推計結果
3-1. 概要
3-2. エリア別にみた住宅の「収益不動産ストック」
(2021年04月19日「不動産投資レポート」)
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