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- わが国の不動産投資市場規模(1)-ボトムアップ・アプローチによる推計結果~「収益不動産」は約272兆円、「投資適格不動産」は約171兆円。
わが国の不動産投資市場規模(1)-ボトムアップ・アプローチによる推計結果~「収益不動産」は約272兆円、「投資適格不動産」は約171兆円。

金融研究部 主任研究員 吉田 資
株式会社価値総合研究所 パブリックコンサルティング第3事業部 主任研究員 室 剛朗
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- 日本の不動産投資市場は、J-REIT市場の開設以降、拡大が続いている。当初、オフィスビルが中心であった投資対象資産は多岐に渡っており、投資対象エリアについても広がりを見せている。
- 不動産投資市場の将来を見通すにあたり、投資対象となる「収益不動産」の資産総額がどれくらいの規模であるのか、また、その内訳を「用途別」や「エリア別」に把握することは重要だと考えられる。
- そこで、ニッセイ基礎研究所と価値総合研究所は、共同でわが国の不動産投資市場規模に関する調査を実施した。
- 調査の結果、日本における「収益不動産」の資産規模は約272.3兆円、「投資適格不動産」の資産規模は約171.3兆円と推計された。
- J- REITの資産総額は約23.3兆円(2020年12月)、不動産私募ファンドの市場規模は21.1 兆円(2020年6月時点)で、既に証券化された不動産の市場規模は、約44.4兆円である。これに基づけば、「収益不動産」の16 %、「投資適格不動産」の26%が既に証券化されていることになる。
- 「収益不動産」を用途別にみると、「オフィス」が約99.5兆円(占率37%)と最も大きく、次いで「商業施設」が約71.1兆円(26%)、「賃貸住宅」が約64.9兆円(24%)、「物流施設」が約23.9兆円(9%)、「ホテル」が約12.9兆円(5%)と推計された。
1. はじめに
2. 「収益不動産」の資産規模の推計方法
2-1. 「収益不動産」の定義
2-2. 先行研究
2-3. 推計方法
3. 「収益不動産」資産規模の推計結果
3-1. 概要
3-2. 「用途別」資産規模
(2021年03月12日「不動産投資レポート」)
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