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SDGs債への取組みに際して~様々なラベルの意義などを考える~
金融研究部 取締役 研究理事 兼 年金総合リサーチセンター長 兼 ESG推進室長 德島 勝幸
ESGやSDGsといった概念を前面に持って来た債券の募集が増えている。世界的には、発行体は国、地方公共団体、金融機関、民間企業など様々である。SDGs債という概念に含まれる様々なラベルの債券を整理するとともに、投資家の投資する意義、発行体の募集する意義といったものを考えてみたい。国際的な原則やガイドラインも作成されているが、まずは、発行体が適切に運営し情報開示を行うことが重要であろう。また、投資家も貼られたラベルのみで飛びつくのではなく、十分に投資する意義を理解しておく必要があるのではなかろうか。
環境に対する意識が高まる中でグリーンボンドの募集が増加している中で、この1年では、ようやくサステナビリティボンドの募集も見られるようになって来た。投資家は、サステナビリティボンドの仕組みを理解するとともに、的確な投資スタンスを持ち、開示される情報を受止める努力も必要だろう。持ち切り運用だからと言って、購入したら償還まで何もせず放っておくことは、SDGs債への投資に際して適切ではあるまい。
■目次
1――SDGs債は、様々なESG関連債券を包含する概念
2――SDGs債に投資する意義
3――サステナビリティリンクボンドの新展開
(2021年11月29日「基礎研レター」)
03-3512-1845
- 【職歴】
・1986年 日本生命保険相互会社入社
・1991年 ペンシルバニア大学ウォートンスクールMBA
・2004年 ニッセイアセットマネジメント株式会社に出向
・2008年 ニッセイ基礎研究所へ
・2021年より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会検定会員
・日本ファイナンス学会
・証券経済学会
・日本金融学会
・日本経営財務研究学会
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