- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 医療・介護・健康・ヘルスケア >
- 健康・ヘルスケア >
- ワクチン接種意向は高まったが、副反応への不安は依然として高い~効果を認めつつも接種を躊躇している人をどう後押しするか
ワクチン接種意向は高まったが、副反応への不安は依然として高い~効果を認めつつも接種を躊躇している人をどう後押しするか

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
本稿では、ニッセイ基礎研究所が定期的に実施した「第5回新型コロナによる暮らしの変化に関する調査(2021年7月実施)」を使って、3月に実施した第4回調査以降、接種意向がどのように変化したか、接種を希望しない理由に変化があったかを分析した。その結果、「副反応の程度や症状についての情報が少ない」や「効果が明確ではない」は低下していたが、「副反応が心配」「将来的な安全性が確認できていないと思う」は低下していなかった。
すぐには接種を希望しない人においては、身近な人や医療従事者からの推奨、クーポンやポイントの付与、ワクチンパスポートの国内利用等が決断の後押しになる可能性があった。
■目次
1――はじめに
2――接種や接種予約は進んでいるが、「あまり接種したくない」「絶対に接種したくない」は
5ポイントの低下にとどまる
3――すぐには接種を希望しない理由
1|“安全性への不安”“ワクチン不要”“面倒”“順番待ち・様子見”“ワクチンの種類を選びたい”
2|すぐには接種を希望しない最多の理由は「副反応が心配」。年齢が高い層で“安全性への
不安”
3|効果への認識は進み、副反応に関する情報も増えたが、「副反応が心配」は低下していない
4――ワクチン接種を後押しする手立てはあるか
1|効果や安全性の説明、および身近な人や医療従事者の推奨、クーポンやポイントは後押しに
なる可能性
2|「ワクチンパスポート」も活用時期や場面によっては、“順番待ち・様子見”“面倒”を理由と
する人の後押しになる可能性
5――おわりに
(2021年07月20日「基礎研レポート」)

03-3512-1783
- 【職歴】
2003年 ニッセイ基礎研究所入社
村松 容子のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/04/22 | 生命保険の基礎知識はなぜ定着しないのか | 村松 容子 | 保険・年金フォーカス |
2025/03/28 | 就労世代の熱中症リスクと生活習慣~レセプトデータと健診データを使った分析 | 村松 容子 | 基礎研レポート |
2025/03/27 | 「早食いは太る」は本当か~食べる速さは、肥満リスクをどの程度予測できるか | 村松 容子 | 基礎研レポート |
2025/03/25 | ヘルスケアサービスのエビデンスに基づく「指針」公表 | 村松 容子 | 基礎研レポート |
新着記事
-
2025年05月01日
日本を米国車が走りまわる日-掃除機は「でかくてがさつ」から脱却- -
2025年05月01日
米個人所得・消費支出(25年3月)-個人消費(前月比)が上振れする一方、PCE価格指数(前月比)は総合、コアともに横這い -
2025年05月01日
米GDP(25年1-3月期)-前期比年率▲0.3%と22年1-3月期以来のマイナス、市場予想も下回る -
2025年05月01日
ユーロ圏GDP(2025年1-3月期)-前期比0.4%に加速 -
2025年04月30日
2025年1-3月期の実質GDP~前期比▲0.2%(年率▲0.9%)を予測~
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【ワクチン接種意向は高まったが、副反応への不安は依然として高い~効果を認めつつも接種を躊躇している人をどう後押しするか】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
ワクチン接種意向は高まったが、副反応への不安は依然として高い~効果を認めつつも接種を躊躇している人をどう後押しするかのレポート Topへ