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- 2020年中国REIT市場の現状と今後の見通し~公募REITが始動、民間資本や個人投資家に期待~
2021年01月20日
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■要旨
2020年4月、中国ではインフラセクターを限定とした公募REITが正式にスタートした。2014年からスタートした類REIT市場も着実に成長している。本稿では、2020年中国のREIT市場の現状及び今後の見通しについて報告する。
2020年、中国類REITの発行額は2019年と比べ19.7%減少したが、世界で初めて新型コロナウイルスが確認された武漢の経済回復・再生のために、新型コロナ対策型類REIT商品の発行という特筆すべきことがあった。インフラ公募REITは中国の春節(旧正月)の時期である2021年2月前後に上場する見込みで、発行総額は約50~100億ドル(約5,000億~1兆円)となる見通しである。地方財源開拓措置の一環として、インフラ公募REITを通じた民間資本の吸収や個人資本投資家の参入が期待されている。
■目次
1――中国「類REIT」、「インフラ公募REIT」と「標準REIT」の比較
1|仕組みの比較
2|各REITの比較
2――中国類REIT市場の動向
1|市場規模
2|確定分配率の動向
3|セクター別の動向
3――インフラ公募REIT創設の動向
4――中国REIT市場の今後の見通し
2020年4月、中国ではインフラセクターを限定とした公募REITが正式にスタートした。2014年からスタートした類REIT市場も着実に成長している。本稿では、2020年中国のREIT市場の現状及び今後の見通しについて報告する。
2020年、中国類REITの発行額は2019年と比べ19.7%減少したが、世界で初めて新型コロナウイルスが確認された武漢の経済回復・再生のために、新型コロナ対策型類REIT商品の発行という特筆すべきことがあった。インフラ公募REITは中国の春節(旧正月)の時期である2021年2月前後に上場する見込みで、発行総額は約50~100億ドル(約5,000億~1兆円)となる見通しである。地方財源開拓措置の一環として、インフラ公募REITを通じた民間資本の吸収や個人資本投資家の参入が期待されている。
■目次
1――中国「類REIT」、「インフラ公募REIT」と「標準REIT」の比較
1|仕組みの比較
2|各REITの比較
2――中国類REIT市場の動向
1|市場規模
2|確定分配率の動向
3|セクター別の動向
3――インフラ公募REIT創設の動向
4――中国REIT市場の今後の見通し
(2021年01月20日「基礎研レポート」)
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経歴
- 【職歴】
2018年 早稲田大学 アジア太平洋研究科 博士(学術)
2018年 ニッセイ基礎研究所 入社
【資格】
環境プランナー、国際環境リーダー
【加入団体等】
日本NPO学会、Nonprofit Management & Leadership(米)
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