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新型コロナによる日本の経済損失は中国よりも小さい?~平常時の成長率の違いがコロナ禍の経済動向を左右~

経済研究部 経済調査部長 斎藤 太郎
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日本はコロナ禍からの回復率は低いが、累計の経済損失は欧米よりも小さい

平常時の成長率を考慮した日本の経済損失は中国より小さい

このように、日本はコロナ禍の落ち込みからの回復率は低いものの、平常時の成長率(トレンド成長率)を考慮した経済損失は、日米欧中の中で最も小さくなる。しかし、このことを手放しで喜ぶことはできない。今後起こりうる経済的なショックが同じだったとしても、日本経済の落ち込みが諸外国より大きくなる可能性が高いことを意味するからだ。憂うべきは平常時の経済成長率の低さのほうだろう。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2020年11月26日「研究員の眼」)

03-3512-1836
- ・ 1992年:日本生命保険相互会社
・ 1996年:ニッセイ基礎研究所へ
・ 2019年8月より現職
・ 2010年 拓殖大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2012年~ 神奈川大学非常勤講師(日本経済論)
・ 2018年~ 統計委員会専門委員
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