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オルタナティブデータで見る不動産市場(2020年11月)-正常化へ向けて改善の動きが見られる宿泊・消費動向

佐久間 誠
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一方、V-RESASにおけるヤフー・データソリューションのデータをもとに、検索サイトにおける「イベント」に関する検索トレンド(検索数)を確認すると、5月第3週に前年同期比▲78%まで落ち込んだ後も、改善の勢いは乏しく、10月第3週においても同▲70%となっている。
6 井上祐介・川村健史・小寺信也(2019)「位置データを用いた滞在人口の分析─働き方改革の進展─」経済財政分析ディスカッション・ペーパー 19-3
7 在宅勤務率(オフィス出社率)は、産業や企業によって大きく異なることが予想される。
4――おわりに
オルタナティブデータをもとに現在の不動産市場を確認すると、確実に正常化に向けた改善の動きが見られる。徐々に人出が戻るにつれ、コロナ禍により拡がったセクター間やセクター内の格差も縮小傾向にある。ただし、感染リスクの高いエリアやセグメントでは、依然として回復の足取りが鈍い。感染者数が増えれば、改善傾向に揺り戻しの動きも見られよう。オルタナティブデータを活用することで、このような動きをタイムリーに把握することができるため、今後も定期的に情報発信していきたい。
(ご注意)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
(2020年11月05日「不動産投資レポート」)
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